もういや!夜間対応の罠 24時間対応動物病院の内情

 

 

「24時間診療受付!」

「緊急用ダイヤルは・・・・」

最近は動物病院でもチラホラ見られるようになった夜間対応。
でも・・・はっきり言ってこんなに辛い対応は無いかも知れません。

・肺水腫で、いつ緊急事態になるか分からない

・突然痙攣を起こして、呼吸困難になっている

そうそう、それなら分かります。
私だって助けになりたい!と思うんですよ、それならば(苦笑)
でもねぇ・・・・実際のところ・・・・

 

 獣医の夜間生活


まずは、夜間対応の病院の実情をお教えしましょう。
私の昔通っていた病院では

・週に1,2回夜間の当番が回ってくる

・当番の日も、普通に朝から働いている

・次の日も、もちろん普通に朝から夜まで働く

・普通に終わって帰るのが夜中の1時くらい

あらら^^;
もしこれで夜間起き続けていたら・・・
労働時間は連続40時間を超えると言う、人間としてありえない
状況になってしまいます。
ので・・・・・寝ます。もちろん。だって死んじゃいますから(笑)

枕元に目覚まし時計を2個スタンバイして、
夜中の入院見回りの時間には確実に起きるようにして、
場合によっては心電図の機械を真横に大音量で置いて、
電話を耳元に転がしながら床に着く訳です。
わずかな休息の時間です。そこは死守します。

肺水腫の子や痙攣の子、熱中症の子などが来れば
まったく寝られない日も当然あります。

でも、例え自分が倒れそうになっても、キャンキャン鳴きながら
山を乗り越えて飼い主さんの元に帰る子を想像すれば、
誇りを持って仕事にあたれる、それが獣医ってもんです(←クサ)

まあ、クサい人はそろそろ放っておいて・・・・^^;
さて、そんな過酷な当直獣医の元に駆け込んできた罠の数々を
一部紹介する事にしましょう。

 

 コンビニ飼い主


「いや~、24時間やっていて助かったわぁ。
いつも仕事が忙しくて、なかなかワクチン打ちに来れなかったのよぉ」

夜中の3時に突然インターホンを鳴らされ、出てみれば・・・
いやぁ、元気で何よりです(泣)

 

 

 踏み倒し飼い主


誇りを持って仕事にあたった獣医に、翌日襲い掛かる踏み倒し。

「急いで来たからお金持ってきてないんです・・・
すいませんが、明日の支払いでも良いですか?」

いいですよいいですよ、仕方ないですもんね~。
本当に良いんですよ・・・本当に明日持ってきてくれるなら

40時間働いて、更に院長に「人を見る目が無いから・・・」などと
言われる獣医の立場になってくださいね~(苦笑)

 

 黒い人たち


「うちの犬が痙攣を起こしてて・・・見てもらえる?」
はいはい、ではとりあえず入り口は緊急用の裏口で・・うだうだ・・

・・・・・・・・・

















なんか凄いのが来たああああーーーーーーー!!

絶対に普通の家族ではありません。
いや、確かにファミリーではあるかも知れませんが、
私の望むファミリーでは無い事は確かなようです。

「何かあったら・・・分かってるだろうな・・・」と言う
ファミリー愛に囲まれながらの診察でした(汗)
いやいや、本当に何も無くて良かった。

 

 家族崩壊


「助けてぇぇぇ・・・・うちの子を助けてぇぇぇぇ・・・・」

夜中にドンドンとドアを叩く音が聞こえて出てみた所、
呼吸が既に止まって、死後硬直が始まっている犬が・・・

「うちの人がぁぁぁ・・・酔っ払って・・・この子を殴って・・・
うわああああああああああああ!!!!!」

どうやら酔っ払ったご主人が、虐待して犬の命を
奪ってしまったようでした。

「残念ですが、完全に心配停止の状態です」

これだけは私たちにもどうしようもありません。
全員がやりきれない気持ちの中、突然・・・・

「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

突然奥さんの何かが切れ、病院内で暴れ始め、
物という物を投げ飛ばし始めました。
壊れる心電図、割れる麻酔器、煙を吹く血球計算機・・・・

私が「24時間対応院長ダイヤル」に電話したのは
言うまでもありません。

 

 24時間獣医から皆さんへ


お願いですからモラルあるご利用をお願いしますm(_ _)m
最後の例は仕方が無いと言えば仕方がありませんが(苦笑)
人間用119番もしかり、最近はモラル不足が問題とされています^^;

深夜の病院を利用される際は、
「獣医の寿命を一日もらう」くらいの気持ちでお願いします(苦笑)

 

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