皇帝ペンギンを飼う前に エンペラーペンギンの飼い方と特徴

 

「皇帝」「絶対王者」「レジェンド」などの言葉が何故か気になるビーグル獣医。

もしかするとビーグル獣医は「獣医師界の皇帝」にならなければならない運命を
背負っているのかも知れない。だから気になるのだろう。仕方が無い。

そういう話であれば、これから先飼育するペットは「皇帝ペンギン」か
「キングサーモン」くらいしか選択の余地が無いだろう。

きっと「レジ係界の絶対王者」や「コールセンター界のレジェンド」である方々も
この問題に直面して困っているに違いない。

そこで今回は皇帝ペンギンの飼い方について解説してみたいと思う。

 

 そもそも何で「皇帝」ペンギン?


「こ、これは大きなペンギンじゃぁ・・・・」

1788年に南米でJ・F・ミラーさんが馬鹿デカいペンギンを発見し、
そのペンギンをオオサマ(キング)ペンギンと名付けました。

ところが19世紀。
南極に行った人が更に馬鹿デカいペンギンを発見してしまいます。
これはまずい。名前の付けようが無い。

「王様よりも偉いやつ・・偉いやつ・・こ、皇帝!皇帝!」

やっつけ仕事気味なのは気になりますが、こうしてこの大きなペンギンは
皇帝ペンギンと名付けられることになりました。

なお、キングサーモンの中でも特に強烈な脂とブリブリ感を誇る個体を
ビーグル獣医は皇帝サーモンと呼んでいるようであるが、今はそれはどうでも良い。

 

 皇帝ペンギンの特徴


体長は100~130cm。体重は20~45kg。

やや大きさが違う程度でキングペンギンとの見分けはなかなか難しい。

自然界では生息域が全く異なるため、間違い探し状態になってしまうことは皆無だが、
我々の場合はご近所さんにキングペンギンを飼っている人がいないか注意しなければならない。

向こうはキングから皇帝に格上げだが、こちらは皇帝からキングに格下げである。
もしかすると故意に「あ!分からなくなっちゃった♪ごめんなさ~い♪」などと
入れ替え目的の愚行に走られることも視野に入れておくべきだろう。

 

 皇帝ペンギンの環境づくり


皇帝ペンギンの環境づくりにおいて、まず外せないのは氷山である。
今回は6畳の部屋でペンギンを飼うことを想定してみよう。

1畳あたり1.8㎡で6畳なので10.8㎡。

家庭用冷蔵庫の製氷皿だと一回あたり0.02㎡分なので、
504回製氷することでやっと厚さ4cmほどの薄氷が完成することとなる。
これでは皇帝ペンギン様に申し訳が立たない。

そこでだ。

 

この氷の登場である。

映画サマーウォーズで使用されただけでは無く、スーパーコンピュータを冷やすことさえも出来た氷であれば、
さすがの皇帝ペンギン様も文句は無いだろう。

「そんなの売ってる訳ないじゃない!」

いや、それが上田冷蔵株式会社で販売しているのである。
彼らのホームページを見て欲しい。「サマーウォーズにも登場」と輝かしく掲載されている。
氷のスペックは以下の通りだ。

 

約25cm×27cm×56cm

 

これなら約40個買うことで6畳間を50cm以上の厚さがある氷で埋め尽くせるだろう。

ちなみに価格は3,780円なので、40個では151,200円である。

 


 皇帝ペンギンブリーダーになるために


皇帝ペンギンブリーダーを目指すためには、一つ注意点がある。

なんと皇帝ペンギンは1年に1回、1個しか卵を産んでくれないのである。

何しろ氷を月に2回入れ替えるだけでも、360万円近くの費用がかかっているのだ。
利益を得るためには確実に成長させ、相当の金額をふっかけなければならない。
この点が皇帝ペンギンブリーダーの長続きしない理由であろう。

ちなみにメスの皇帝ペンギンは卵を産むやいなや疲れきって腹が減っているため
さっさと餌探しに向かっていってしまう。

「では、タマゴは?」

安心して欲しい。育メンの登場である。

オスのペンギンはブリザードが吹き荒れる中、身を寄せ合い、何も食べず、
約65日後に孵化する卵をひたすら暖め続けるのだ。

なお、その間メスが食べ物を差し入れてくれることは一切無い。
オスの体重は40%も減少してしまっているのにである。
離婚裁判に勝てるであろうことを南極在住の育メンたちに伝えたいが、
なかなか南極に行く機会が無いのがもどかしいところである。

 

 皇帝ペンギンに関するQ&A


Q.南極に行ったのですが、あまりペンギンが居ません。

A.ペンギン=南極と考えがちですが、南極を主な生活圏とするペンギンは
皇帝ペンギンとアデリーペンギンの二種類しか居ません。

 

Q.水族館でペンギンが飛んでいたのですが・・

A.それは水槽の中で飛んでいるかのような速さで泳いでいるだけです。
皇帝ペンギンは羽毛に蓄えた空気を使って気泡を発生させることで、水との摩擦を無くし
驚異的なスピードで泳ぐことが分かっています。

なお、人間で同じ事をやろうとした場合、フリース素材の服を着る方法とオナラをこまめに
出し続ける方法が考えられます。ただし、フリースは泡を出した後に水を吸うという点に注意が必要です。
ある意味急加速で下方へと沈んでいくことになります。

オナラについてはオナラで全身が覆われても気になさらない方のみ実施してみてください。

 

Q.ピングーは皇帝ペンギンなのですか?

A.はい、皇帝ペンギンです。ちなみに性別は男の子ですので、ブリザードの中
餓死寸前で耐えなければならない運命が彼には待ち受けています。
恋人のピンガが食べ物を持ってきてくれるか、続編に注目しましょう。

 

 

↓記事が参考になった!楽しかった!と少しでも思ったら共有して頂けるとビーグル獣医がヒャッホウです↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

同じカテゴリーの記事(新着順)

『+獣医のペット病院ウラ話!?』トップ