症状を見て「風邪です」と言われた

 

一番納得しやすい注意な言葉です。
動物病院で「風邪です」と言われた場合はどうなんでしょうかねぇ・・
きっとそう言われた飼い主は「あ~風邪だったんだ~」
と納得してしまうのでは?

 

 風邪はないです。


実は、人間の場合「風邪症候群」というグループがあるのですが、
動物の場合、そのような症候群はありません。
つまり、風邪という病名なんてないんですね~。
動物病院での説明のしかたとしては不十分なんです!

でも、こんな場合は例外ですからね。
「猫伝染性鼻腔気管支炎というもので、人間でいう風邪みたいな病気です。」
しっかりと病名は明かしてますね。

 

 気をつけた方が良い獣医


ではどんな場合に気をつけるとよいのでしょう。
それはなんでもかんでも、「鼻水」「くしゃみ」「熱」などが出ていたら
すぐに「風邪」として治療を開始する獣医です。

すぐに決め付けて、「風邪」として治療する場合、
実は人間と同じく対症療法と呼ばれるものしかしてくれません。
どういうものかというと、その獣医が言う「風邪」の特効薬をあげるのではなく、
ビタミン、抗生物質などを与えて、とりあえず元気にして治そうとするのです。

病院に行く意味があんまりないですよねぇ・・・
私たち人間が病院行ってビタミンだけもらったらどうしますか?
燃やしましょうか(笑)

このやり方でも、確かによくなることもありますが、
たまに危険な病気を見逃してしまうのです。

元気にするのではなく、特効薬で治すべき病気だったらどうですか?
確かに何もしないよりはマシとはなりますが、
病院にはもう少し上を求めたい気がします(汗)

治るはずのものなのに、長いことペットを病気で苦しめてしまうし、
何回も動物病院に来なくてはいけないし・・・

 

 じゃあどういう獣医なら良いのか


なので、ただ人間の「風邪」の症状が出ていたとしても、
しっかりと原因を調べてくれる獣医がいいと思います。

「これは***という病気で、特効薬みたいなものがありませんので、
対症療法という、***ちゃんを元気にするような薬をあげて、
回復を待ちましょう」のような説明ならば満足ですよね。

しっかりと分かった上で治療しているって分かりますよね。

しかし、「元気ないですね。風邪かもしれないです。
とりあえずビタミン剤打っておきますから、なにか様子が
変わるようなことがあったらまた連れてきてください」
・・・・不満足ですよね。燃やしましょうか(笑)

病院に連れていったら、獣医がしっかりと病気の原因を明らかに
していこうとしているか、確かめてくださいね。

 

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