染み付くペットの臭いに・・・消臭対策!

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介護をしていると、今まで以上に気になる気になる色んな臭い(汗)
体臭は歳と共に徐々に強くなっていき、排便排尿の問題も増えていき・・
悩みはいつもニオイの方向へ。

今回は、皆さんよりも、もっともっとニオイで悩んでいる、
動物病院で実際に行われている消臭方法をご紹介しましょう。
きっと、これでもうニオイの問題とはオサラバ?

 

 大きな事を言いましたが・・・(汗)


「動物病院で行われてる」なんて言っても、
皆さんとそう大きく違う事はしておりません(苦笑)
ごめんなさい^^;

でも、皆さんとの違い、それは・・・
「とにかく色々今まで試してきた」事でしょう。
何しろずっと悩まされている訳ですから、
皆さんとは年季が違います(笑)

さて、まずは消臭の基本的なお話からしていきましょう~。

 

 消臭消臭と言っても・・・


消臭と言うのは、「一時的に臭いを消す、
あるいは隠す事」
だと思っています。
つまり何が言いたいかと言いますと・・・・

「臭いの元が残っている状態では、効果は一瞬」と言う事です。

どんな消臭剤でも、この基本は変わりません(汗)
まあ、動物病院ではこれで十分でしょうね~。

臭いの元、つまり患者さんが残るのは入院時だけですから、
結局は臭いの元が無くなって、一時的な消臭で
乗り越えられる事となります。

 

 つまり、使い方は・・・


・便や尿、嘔吐など、一時的に強い臭いの源があって、
すぐにそれを除去出来る場合の一時しのぎ
・膿んでいる場所や脂の臭いなど、持続的な臭いがあり、
その除去が難しい場合に、継続して臭いをごまかし続ける方法

この二つが大きな使い方になりますでしょうか^^;
それぞれの方法についてと、お勧めの消臭法をご紹介しましょう。

 

 一時しのぎをすれば良い場合


この場合は、素直に効果の高い消臭剤を使って
一時しのぎをすれば十分
となります。

私が使ってきてお勧めするのは、まずバイオウィル
もうあちこちの動物病院で使われてる有名商品ですが(苦笑)
パルボウィルス等の危険なウィルスも5秒で死滅。
強力な除菌力を持ちつつ、消臭も非常に強力です。

脂くささの原因として、マラセチアと言う酵母が
関係している事が多々ありますが、このバイオウィル
マラセチアにも効果を示します。

そもそもこれを使い始めたのはただの偶然からで、
セミナーに行った際の試供品からでした。

病院に帰り、試供品を使ってみると、その消臭力にビックリ。
その後、パルボウィルス騒動(ペットショップで発生)なども
起こり(苦笑)大活躍した消臭消毒液となります^^;

病院では、臭いの強い患者さんの後に必ずこれを使っていますが、
それは一時的にしか、臭い源が居ない病院だからこそですので、
自宅ではちょっと違う使用方法になるでしょうね^^;

やはり、便や尿などの一時的な消臭にしか使えないかも知れません。

 

 持続的な臭いに対して


まず、臭いの源が何なのか、それは消せないものなのか
もう一度確認してみましょう~。

膿んでいるのであれば、その炎症部分の治療を。
耳が臭うのであれば、耳掃除をして臭わないように。
シャンプーなどで抑える事は出来ないのかどうか。
むしろ、治療の必要な皮膚炎が原因ではないのか。

本当に除去出来ない臭いは、意外と少ないと思います。

ただ、治療をしていてもなかなか治らない、治りそうだけど
もう少し時間がかかってしまい、その間臭いに悩まされる・・
などなど、そういった事もあるかも知れません。
その場合のしのぎ方ですが・・・

効果的な、臭い対策は継続的な臭いである限り困難です(汗)

例えば、先述のバイオウィルをずっと拭きかけ続ければ、
臭いは感じずに済む、つまりやり過ごせます。
でも、あまり現実的じゃないですよね~。

比較的長い時間効果があり、やり過ごすのに
適している物としては「お香」などが良いかも知れません。
お香が苦手で無ければ・・・ですが、病院でも
お香は意外と使いやすく、強力に臭いを隠してくれます。

動物系の臭いと相性が良いのでしょう。
自分の好きな香りを探して、試されてはいかがでしょう^^;

 

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