獣医がマンガ「動物のお医者さん」を読んだ結果 第10巻後編

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獣医がマンガ「動物のお医者さん」を読んだ結果 第10巻の後編です^^

作者の佐々木倫子さんも、段々と獣医ネタが無くなっていくのが分かりますね~(苦笑)。
=ビーグル獣医のネタも少なくなってしまうので、この辺が踏ん張りどころです。

では早速参りましょう~。

 

第10巻前編はこちら

動物のお医者さん 完結セット

動物のお医者さん 本一覧

 

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なんと引越で段ボールに詰められて運ばれる猫のシーンから^^;

昔は普通だったのでしょうか(苦笑)。
実際にこうやって運ばれた猫をビーグル獣医は知りませんが、
その頃はペット専門輸送業者なんて無かったでしょうからねぇ。

ちなみに今これをやってしまうと引越業者さんの方が違法です。
(一時的にでも飼い主さんの離れたペットを預かったら「保管業」ですからね)

 

さてさて、ということで現在引越でペットを輸送するとしたら、次の三つの方法から選ばなければなりません。

 

1.引越業者に頼む

2.ペット輸送専門業者に頼む

3.自分で(または知り合いに頼んで)運ぶ

 

「ん!?さっき引越業者は違法だって言ったじゃない!!」

いやいや(苦笑)、引越業者自体がそれを動物愛護法の登録無しでやっていたら違法なんですが、
正確には「引越業者にペット輸送の仲介を頼む」ですので違法ではありません。

引越業者が提携しているペット輸送業者に頼んでおいてくれるってだけです。
つまり、2番の方法となんら変わりないんですよね~。

でも、もちろん仲介料はガッツリ取られます(苦笑)
ということは・・1番がもっとも高額になるのは当たり前の話ですね^^;
人任せにするとお金はかさむものなのです。

 

2番目のペット輸送業者の場合、県内の移動では1万5千円から2万円くらい(小型犬、猫)が相場ですが、
1番目の方法ではそれに仲介料5千円~1万円が上乗せされちゃいます。

自分で運んだ場合はガソリン代もしくは電車代だけですので、おそらく数百円とリーズナブル。

引越でペットの移動を行う場合は、引越業者に全部依頼するのでは無く、
せめてペット輸送専門業者を自分で探すか自力で輸送するようにしましょう~。

 

⇒ただし、違法動物取扱業者にはご注意を!やはり自分で運ぶのが一番安いし確実ですよね^^;

 

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まあ、結局ミケは逃げちゃうんですけどね(苦笑)
この後悲惨な事故に遭いまくったあと、何とか主人公宅に戻ってきます。

 

さて、引越の話が続きますが、実は引越は夏の花火と並んでもっとも逸走事故が発生するタイミングです。

 

花火が怖いワン 音を怖がる犬のしつけ

あっ!犬が逃げた!飼い主さんがとにかく最初に取るべき方法

あっ!猫が逃げた!飼い主さんがとにかく最初に取るべき方法

 

家の中はガタゴト騒がしいわ、お気に入りだった家具や場所は無くなってしまうわ、
扉や窓が開けっぱなしになる瞬間があるわ、家の人はピリピリしてるわ・・

引っ越した先でもガタゴト騒がしいわ、部屋にはお気に入りの場所が全く無いわ、
相変わらずみんなピリピリしてるわ・・

自分が猫だったら「ちょっと外にでも出てくらぁ」と思うのは当たり前の状況です^^;

 

引越の時は、引越準備の頃から猫を預かってもらって、新しい家に猫が好きだった家具などの
設置をすべて整えて、みんながピリピリしなくなったところに迎え入れるのがベストでしょうかね~。

犬はまだマシですが、ストレスを考えると同じような対策をした方が良いと思われます。
逃げちゃうとペット自身の危険もそうですが、遠い場所に住みながら探すの大変ですよー。

 

 

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巣穴のあった木が伐採されてしまったモモンガを、漆原教授が引き取ったお話。

モモンガは人懐こい方ですし、比較的ペットとして良い素質を持っています^^

昔はタイリクモモンガやアメリカモモンガを飼っている方もチラホラいたんですよ~。
まあ、タイリクモモンガは特定外来生物(日本の野生動物を絶滅させる恐れがある)として飼育禁止、
アメリカモモンガは長い事アメリカが輸入禁止にしてまして、今は復活したものの入手困難です。

そんな中、ペットのモモンガとしてフクロモモンガがちょっとしたブームになっていますが、
実はこのフクロモモンガ、モモンガではありません(苦笑)
オーストラリア原産のコアラやカンガルーの仲間なんです。

今回漫画に登場するのは北海道で野生で暮らしていたモモンガですので多分エゾモモンガ。
正真正銘のモモンガで、元々日本に居た貴重なモモンガです。
ちなみにタイリクモモンガが絶滅させる恐れがあるのは、このエゾモモンガなんですよ~。

 

なお、「放したことにして持って帰れば・・」と言っていますが、野生のエゾモモンガを捕獲して飼育すると
鳥獣保護法違反ですので1年以下の懲役または100万円以下の罰金です(苦笑)

 

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鳥獣保護法を潜り抜ける自信がある方は、以下のコンテンツを参考にエゾモモンガのしつけと
黒たまごによる一攫千金を狙ってみてください。
なお、大儲け出来たあかつきには特許代としてビーグル獣医に金一封をお送りください。

 

エゾモモンガを飼う前に ムササビの術と魅惑の黒たまご

72歳男「好きだった…」 野生のメジロを違法飼育、現行犯逮捕 大阪府警

 

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うん、短くし過ぎですね(苦笑)
夏場によく出没する「柴犬系ライオン」です。

一見涼しそうで夏場には要望の増えるサマーカットですが、間違ったサマーカットが横行しています。
キーワードは「もうほとんど皮膚」。

漫画のように「もうほとんど皮膚」のような短さにまでしてしまうと
サマーカットで逆に苦労してしまうことになりますよ~^^;

 

犬の毛は・・

・紫外線からの防御

・草むらの虫や傷からの防御

という大切な役割があります。

これらをほぼ無効にしますので、弊害としては「紫外線から防御出来ない」「虫や傷から守れない」ので
皮膚炎が多発するという事態に陥ります。
夏場のサマーカットによる皮膚炎は本当に多いんですよ~。

 

更には、夏場に一番問題とされる熱中症の原因に「地面からの輻射熱」が挙げられますが、
毛バリアーが崩壊した犬の場合、この輻射熱をモロに喰らいます。
つまり、逆に暑い(むしろ熱い)です。
どう熱いのか興味のある方は、夏にコンクリートの上を素っ裸でほふく前進してみてください(笑)。

どうしても「サマーカットがいいの!」という方は、風通しの良い洋服を着せるなどして
紫外線と輻射熱対策をしたうえでお散歩した方が良いでしょうね~。

「それだとライオンに見えない!!」

知りません。

 

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漆原教授が預かった鴨の卵を孵化させる回。

人気があったんでしょうね、漆原教授。
後半になると教授のお話ばかりが目立ってくるようになっています(苦笑)

 

さて、「卵を孵化させる」。
どうしてこんなに魅力的なのか分かりませんが、誰もが一度はやってみたいと思うチャレンジ内容です。
しかし、このチャレンジを実施しようとした場合・・

 

・鶏の有精卵を入手する

・鳥獣保護法違反覚悟で野鳥の卵を奪い取る

・諦める

 

の三択くらいしかありません。

どうしたことでしょう。
「鶏の卵を孵化させる」となった途端、とんでもなくその魅力は減ってしまいます。
産まれても、のちのちうるさいからでしょうか(汗)

でも、法律違反は出来れば(苦笑)避けたいし・・
諦めるのはちょっと残念だし・・

 

そんな皆さんに朗報です。
実は孵化させるのに最適(?)な隠れキャラが居るのです。

 

それはウズラ。

 

スーパーのウズラの卵は基本無精卵ですが、ウズラの雄雌の選別が難しいこともあり、
時折有精卵が混ざっているのです。
その確率は数%。

10個入りパックを5パックくらい買えば、少なくとも1つくらいは混ざっていることでしょう。
500円程度で孵化チャレンジへ突入することが出来ます。

ちなみに昔は一般的に飼育されていたウズラも、平成25年から鳥獣保護法で狩猟や捕獲が禁止されていますが、
それは「野生のウズラまたは卵を狩猟・捕獲した場合」ですので対象外でしょう。
念のために1年間の休暇や100万円用意しておく必要はありません。

でも、無事孵化した場合は勘違いされても悲しいですから、
市町村の環境部署への連絡だけはしておきましょうね~。

 

ということで、第10巻はここいらで終了しましょう。
ビーグル獣医が第11巻を読み終わるまでお待ちください~^^;

 

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