老犬に「おむつ」必要?不必要?

 

「またおしっこまみれだわ・・・」

「もうウンチも我慢出来ないのね。オムツしましょうか」

介護でぶつかる事の多い「オムツを使うor使わない」の選択。
一体どちらの方が良いでしょう?

 

 本当は・・・


使わない方が良いです^^;

オムツをする事は「汚れを外に漏らさない」と言うメリットが
ありますが、逆に言ってしまえば「汚れを閉じ込めている」訳です。
メリット側は人間の利に、デメリット側は動物の不利に。
何だか可哀想なグッズのように思えるのは私だけでしょうか(汗)

つまり、オムツをしている子の腰周りは汚れが確実に、
長い時間触れると言う状態なのですから・・・

荒れます

毛も抜けます

怪我があったら悪化します

1A2Kと呼ばれています(嘘)

汚れがついていると、私たちが腕に醤油をこぼしたかのごとく、
ジワジワ炎症が進んで行きます。
痒い!痛い!すぐに洗いたい!気持ちはきっと皆さん、
お分かり頂けるのではないでしょうか(苦笑)

 

 時間があれば・・・


もし、時間が取れるのであれば、
オムツは使わずに、排泄物を出す度に、出来るだけ
汚れる前に片付けてあげましょう。

汚れた場合も、シャワーやタオルなどを使って
すぐにきれいにしてあげましょう。
毎回毎回凄い汚れにウンザリしてしまう気持ちは分かりますが(汗)
気合です。頑張りましょう。

 

 その時の状態によっては


その時の状態によっては、

・トイレに行く事が難しい、対応出来ない状態

・いつもの場所(外など)に連れていってもらえれば出来る

・むしろ、自分で頑張って散歩に行ける

時間帯や体の状態によっても、出来る行動が変わってきます。
でも、オムツを付けっぱなしにし始めてしまうと、
もう何も変わらなく
なってしまいます。

体の底から覚えているトイレや散歩、食事については、
時々思い出してくれたり、忘れないでいてくれる事が
十分に期待出来るものです。

どうか諦めずに

「トイレどうだ!行けるか!」

「あーーー、難しいか~!頑張ったね~また今度ね~」

「今日は行ける?おお!行けるのか、ナナちゃん。」

「凄いねー!今日はトイレ出来たねえ!!」

そんなやり取りを繰り返して欲しいなあ・・と思います。

 

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