「自分の力でご飯を食べる」
これは最後まで守ってあげたい大事な営みになります。
ただ、どうしても食べてくれなくなってしまう事は、
老犬介護においては普通に起こり得ます。
その時、最後の手段となります強制給餌ですが、
実際何をどうやってあげれば良いの?と言う方も
多いのではないでしょうか^^;
今回は、実際に私が行うならば・・・な強制給餌の
種類と方法について、お話してみましょう~。
流動食レベル
流動食のレベルをあえて付けるのであれば、
下の表のようになります^^;
↑刺激少 | 水 | ↓ |
↑ | 高栄養・免疫サポート | ↓ |
↑ | a/d缶 | ↓ |
↑ | ウェットフード(缶・パウチ) | ↓ |
↑刺激高 | ドライフードふやかし | ↓目標 |
例えば、ウェットフードでも厳しそうであれば、a/d缶(処方食)に。
それでも難しければ、流動食専用の高栄養・免疫サポートを。
それでも無理ならば、水は大丈夫?ダメ?
もちろん、水すら飲めない、吐いてしまう状況であれば
他の物なんて食べられるはずが無いですからね。
もし、水が飲めたら、しばらくしても吐かないのを
確認した上で、再び高栄養・免疫サポートへ。
それでも吐かずに続けられたら、次は再びa/d缶に。
それぞれ数回ずつは試すようにします。
急ぎすぎないのがコツとなりますので注意を^^;
ジワジワとドライフード復帰を目指しつつ、可能レベルを
見極めていく、非常に地味な作業になります。
流動食補足
ちなみに、ドライフードふやかしの方法を^^;
①ドライフードを耐熱容器に入れ・・・
②ポットorやかんのお湯をヒタヒタになるまで注ぎます
③蓋をしておくと早くふやけます。
④柔らかくなったフードをすり潰し、注射シリンジなどに
入れて口の横から・・・
と、簡単です。
シリンジは、病院に言えば普通はくれるはずです。
くれなかった場合は、お礼にソーっと外のベンツに10円玉で
お絵かきしておきましょう(笑)
ちなみに、ビーグル獣医の病院でベンツを探しても
見つからないので注意が必要です。
脳内でだけ、ベンツ乗り回しています(爆)
最後になりますが、流動食に向いているドライと向いていないドライが
ありますので、その辺はご了承を^^;
全くふやけない、シリンジであげるのに適していない、
そんなドライフードも、特に処方食では多く見られます。
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