なんだかコントみたいですね・・
病院に入った瞬間に「はい、君ガンね」
「えぇぇぇ!!ちょっと先生、ちゃんとみてくださいよ!!」
こんなコントと変わらないことのような・・・
見ただけ、触っただけ
それが、見ただけで、触っただけで「癌です」と言われた場合。
確かに癌は触っただけで疑いの持てるようなものもありますし、
「どのくらいの期間でここまで大きくなったか」を飼い主に聞けばなおさらです。
ただ、飼い主さんは確実にその出来物が出来てから、
大きくなるまでをしっかりと見ていた保障はあるのか、
所詮これだけでは参考にしかならず、「確定診断」にはならないのです。
確定診断は絶対必要ですよ
出来物が出来た。
その診断には、必ず病理検査が必要になります。
それをしなければ、診断は出来ません。
むしろ、それをしても100%の診断は出来ません。
針で一部分を持ってきたとしても、たまたま悪性の部分を
避けて、良性の部分だけをとってきている場合もあります。
一番の確定診断は、取って、病理検査依頼をする事です。
全部とって全部見てもらえば、当然確定診断になりますからね。
行って、触って、話を聞いて、「これは癌ですねぇ」と言った場合、
その獣医はどんな治療をする気なのでしょう。
確定もしてないのに抗がん剤!?それとも漢方?何もしない?
どんな治療をしても、確定していないんですから不信感たっぷりですよね。
最低限・・内容ぐらいはねぇ
特に癌の場合、早期発見、早期治療によって良くなる事は多々あります。
なのに、その時に最も適切な薬を計画的にあげられないようでは、
命に関わるかも知れませんよね。
「癌です」と言われていない場合でも、出来物が出来て獣医に見せたら、
最低限、その内容物が何なのかの検査はしてくれる獣医を選びましょう。
触って、話を聞くだけの獣医だと「実は癌だった」という出来物も
見逃してしまいそうで怖いですからね。
もちろん、飼い主さんの意向もありますから、相談次第といった
面はあると思いますが、「検査がある」と言う選択肢だけは
しっかり提示してくれる獣医を選びましょう~。
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