出来物で「少し様子を見ましょう」と言われた

 

これは禁句です。
他の病気で薬を塗ったりして「これでもう少し様子を見ましょう」なら分かりますが、
よりによって出来物で「もう少し様子を見ましょう」は非常にまずいですね。

他にも「そのうちなくなりますよ」はもっと禁句ですね。
なんででしょう。
それは、出来物というのは常に「腫瘍」の可能性があるからです。

そして、腫瘍の治療の原則は、早期発見、早期治療だからです。
様子を見て悪化したら、それだけ完治の可能性は減って行くのです。
「そのうちなくなりますよ」も同じことですね。

つまり、出来物を見つけたら、まずその出来物が何で出来ているのか、
腫瘍であれば良性なのか悪性なのかを調べることが必要
です。

また、良性であっても取り除いておかなければ
悪性に変わってしまう恐れもあるのです。

早期発見、早期治療、これには獣医のこういった早い対応も必要ですが、
もちろん飼い主にもそれは求められます。
いつもペットを良く見てあげてください。
腫瘍はいつ、どこから発生するかわかりません。

年をとればペットもガンは増えますし、避妊していない
ワンちゃんの乳腺腫瘍、オスの精巣腫瘍、リンパ肉腫、
口の中にガンが出来ることもあります。

いつもペットの隅々まで見ること。
そして、良い獣医に見てもらって、発見した出来物は何なのかを
しっかりと検査してもらうこと。

これが、悪性の腫瘍でペットを亡くしてしまわない最大の予防法です。
他の病気でも「放っとけば治りますよ」「様子をみましょう」には気をつけましょうね。

 

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