もう老犬だし・・・・・予防、いいよね!!
そんな心の声、今日も獣医に届いております(汗)。
ワクチンのお話を以前しましたが、フィラリアは?
それなりにお金も掛かるし、老犬でも予防のメリットはあるの?
はっきり言いますと、「どちらとも言えません」(苦笑)
老犬の程度によるとでも言いましょうか・・天秤にかける必要が出てくるのです。
その辺の獣医に質問しても、「予防しましょう」しか言われないとは思いますが、
ここでは本音を語ってみるとしましょうか^^;
まずはフィラリア予防の特徴をズラーっと
フィラリアは「予防をすれば、ほぼ100%防げる」病気です。
フィラリア駆虫薬を与えてさえいれば、ほぼ完璧に罹らない病気なんですね~。
でも、予防には全期間で1万~2万円くらいかかり、
最初の検査でもお金がかかるという不経済っぷり(汗)
薬による副作用はほとんど無く(シェルティーやコリーなんかは別)
微量の薬で最大限の効果を出せます。
自分から進んで食べてくれるような肉のタイプも普及していますので、
投薬は双方負担にならない事が多いです。
こんな感じでしょうか^^;
実際に罹ってしまうとどうなるか?
罹ってしまうと、フィラリアが心臓に住み着きます(汗)
ただ、心臓に達するまで、感染してから2~3ヶ月+約3ヶ月で、合わせて半年近くの時間がかかります。
これが他の病気との違いになります。
例えば、ワクチンで防ぐ病気は感染するとすぐに症状につながる事が多いですし、
ノミ・ダニについても感染すれば、あっという間に問題が起こってきます。
でも、フィラリアは6ヶ月近く。
そして、ここで考えなければならないのが・・・
考えたくありませんが
寿命です。残りの生活がどれだけあるか。
考えたくありませんが、「予防を続けるか止めるか」に大きく関わってくると思います。
もう一度整理してみましょう↓
・予防すればほぼ100%防げる
・全期間投薬+検査で1万円~2万円くらいかかる
・感染してから発症までが長い
・老犬では、後どれくらい生きられるかの問題
・発症してしまうと、命に大きく関わる
・投薬はそれほど大変ではない事が多い
要は金銭面と安心を天秤にかける事になります。
後は皆さんの選択次第です。
↓記事が参考になった!楽しかった!と少しでも思ったら共有して頂けるとビーグル獣医がヒャッホウです↓