その名も念のためフィラリア獣医! 曖昧にしてたらボられます

 

 

動物病院で処方されるフィラリアの薬。
たまにですが、この薬の効能を曖昧にして、
小銭稼ぎをしようとする獣医がいます(汗)

フィラリア予防薬の意味を理解して、騙されないようにしましょう!

 

 フィラリア予防薬って?


フィラリア感染した犬を刺した蚊に刺されてしまうことによって、
フィラリアに感染してしまう可能性があります。

感染したフィラリアはその犬の皮膚や筋肉の中で2~3ヶ月成長
続いて血管を突き破って移動し、心臓へと向かっていきます。

フィラリア予防薬は、このうち皮膚や筋肉に居る幼虫を
狙って殺すもの
になります^^;

 

 ん?もっと分かりやすく教えて!


えーと、つまりフィラリア予防薬とは

 

・まず蚊に刺されて感染していないと倒す相手が居ないので無意味

・効果は1~2日。一ヶ月続く訳では無い

・幼虫を皮膚や筋肉に貯めて大掃除→貯めて大掃除の繰り返し

 

という薬です。
心臓に向かう前までに倒せばそれで良いのです。
気持ち悪いですけどね(苦笑)

さて、ではどういった悪徳動物病院があるのでしょう・・・

 

 念のため・・・使っておきましょうよぉ・・ねえ


「フィラリアに感染すると死んじゃいますから、念のため
一年中使った方が良いかも知れません。ふふふ・・」

こういった動物病院がまれにあります(苦笑)

そもそも蚊に刺されて感染した幼虫を大掃除するための薬ですから、
蚊が居ない時期の投与はアレルギーの危険があるだけで意味ナッシングです^^;

これがただの勘違いなのか、それとも裏があるのか・・

 

 

 裏がある場合がほとんどです


「長い時期あげ続けるとちょっと儲かるから」と言う、
いかにも悪徳獣医っぷり炸裂な理由からです(汗)

薬自体、昔と変わっているのに昔の薬と同じ時期から使いはじめる獣医もいます。
昔は蚊の発生時期に、毎日あげなければならないような時代もありました(汗)

でも今は・・念のためなんて要りません。

 

 実際はいつが適期になるの?


蚊が出始めて、幼虫を皮膚や筋肉にためてからですので
蚊が発生してから一ヶ月くらい経ってからで良いでしょう^^
たとえ蚊が発生したとしても、フィラリアが感染できる温度というのもありますので、
そのくらいの時期であれば十分です。

例えば、関東付近では大体5月中旬~下旬くらいでしょうか。
それこそ念のため(笑)に五月上旬くらいでも良いかもですね。
毎年予測が出ますので、それを参考にして決めましょう(⇒フィラリア感染時期予報

そして蚊が居なくなってから一ヶ月後にあげたらおしまいです。
蚊の全く居ない冬の投薬は無意味ですのであしからず。

それぞれの地域で時期は異なりますが、 大体皆さんお分かりいただけましたか?

 

 補足:2~3ヶ月なんだったら・・


「二、三ヶ月皮膚や筋肉に居てくれるなら、二ヶ月に一回でいいじゃん!」

「ビーグル獣医もやっぱり悪徳だったのね・・・酷い・・・」

うぅ・・「やっぱり」って・・・そう思ってたんですか(汗)

まあ、皆さん考えても見てください^^;

二ヶ月に一回薬をあげていて、さあいざ投薬!となった時、
体調不良で下痢や嘔吐が続いたらどうしますか?

「そんなの関係無いわい!投薬トリャーーーー!!」

いやいや、もしかすると、そんな状況では
しっかりと薬が吸収されていないかも知れませんよ~(汗)

そう、そういう訳で一ヶ月毎にあげていると言う理由もあるのです。

 

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