老犬の「痴呆」を考える?

 

飼い主の皆さんが「介護」を考え始める原因、第一位「痴呆」。
この症状が出てきてしまったら、そりゃあもう介護が必要です^^;

「痴呆」「認知症」の定義など、難しい事は他のサイトに
任せておいて(笑)ここでは痴呆を違う観点で考えてみましょう~。

 

 痴呆・認知症をどう考える?


「痴呆!」うーん、暗い言葉ですねぇ・・・

「認知症!」うーん、何だか重々しいですねぇ・・・

痴呆とか、認知症という言葉を使うとどうしても
気分が暗くなりますね^^;

そもそも、歳を重ねていけば、人間だろうと犬だろうと猫だろうと
誰もが抱えてしまう可能性が十分にある物なのですから、
もっと他の考え方をしてはいかがでしょうか。

私は、よく病院で認知症の子の相談を受けた時、
「赤ちゃんとして生まれて、また赤ちゃんに戻っていくんですよ」
とお話する事があります。

自分で上手に物が食べられない。
しっかりと見ておいてあげないと何をするか分からない。
気に入らない時に吠える。
指示をしても応えてくれない。

どうでしょう。
赤ちゃんと共通点だらけだと思うのですが・・・

 

 でも・・今までの暮らしがあったから・・


「お手」に「お座り」に「ごろん」。
今まで応えてくれた、楽しい遊び。

おやつをガサゴソすれば、嬉しそうに走ってくる姿。

それがあったからこそ、痴呆・認知症は悲しい物になります。
その気持ちは十分に分かります。
私が昔飼っていた子もそうでした。

彼らは人間よりも早く、その一生を終えます。
私たちに一瞬の幸せをくれて、そしてまた消えていきます。

赤ちゃんに戻った今だからこそ、役目を終えた彼らに
「ありがとう」の気持ちを込めて、天国に行く子の育児に
専念してみてはいかがでしょうか。

 

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