老犬の「夜鳴き」を考える?

 

 

「もうやめて!!」

「近所の方から苦情が来てるの!どうして鳴くの!?」

いっぱいいっぱいになってしまう夜鳴きの苦労(汗)
どうして夜鳴きをしているのかを考えてみましょう。

 

 夜鳴きの理由その1


その子がしゃべってくれた訳ではありませんので、
100%そうです!とはもちろん言えませんが(苦笑)
もしかすると寂しいのかも知れません。

夜鳴きをしていても、飼い主さんが近くに来て、
撫でてあげると治まる場合が多々見られます。

耳が遠くなって、飼い主さんの声が聞こえない・・・
自分が吠えても聞こえているのか分からない・・・
周りを見回しても、飼い主さんの姿が確認出来ない・・・
飼い主さんの臭いが感じ取れない・・・

そんな不安から吠えてしまっているのかも知れませんね。

 

 夜鳴きの理由その2


更に、寂しさを強くさせる原因として「体内時計のズレ」が
関係しているかも知れません。

痴呆・認知症の子では、昼寝ていて、夜になると夜鳴きをする、
そんな子が多く見られます。

「いつも一緒に居てくれるはずの時間なのに・・・」
「散歩にそろそろ行く時間・・・」

そんな勘違いから、飼い主さんを呼び出している可能性があるのです。

 

 どこが一番分かってくれる?


もちろん、例外はたくさんありますが、
飼い主さんが撫でて治まる夜鳴きの場合。

つまりは、飼い主さんの存在が分かれば
夜鳴きが改善する可能性が高い訳ですから・・・

存在をこれでもか!と分からせてあげましょう。

目や耳がまだまだ健在なのであれば、
自分のベッドの近くに寝かせてあげましょう。

鼻が健在なのであれば、飼い主さんの臭いが強いもの
鼻の近くに置いておいてあげるようにしましょう。
ちなみにお父さんの靴下は成功率が高いようです(笑)
本当ですよっ^^;

 

 併せて相乗効果!


さらには、体内時計のズレを少しでも改善していきましょう。
昼に寝かせない努力が実を結ぶことも多いです。

実例としては、

・昼にとにかく細かく、ご飯やお水をあげている

・事あるごとに構う

・日中は、日の当たる所に居させる

などなど、とにかく爆睡させない事です^^;

そうする事によって、夜には力尽きておやすみなさい・・・が
可能になるかも知れません。
自然と夜鳴きは治まる傾向となります。

さて、「うちのは全然撫でても何しても治まらない!!」
そんな方もいらっしゃると思います。
では、次は「夜鳴きを考える?2」へと行きましょう~。

 

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