病院に連れて行って
「肝臓が悪いです。この数値が高くなると肝臓がおかしいということ
なんですが・・・」というようなことを言われることがあります。
「そんな数値なんて良く分からん!肝臓が悪いのね!じゃあ治療して!」
というように、普通の飼い主ではなってしまうこともあると思います。
しかし、肝臓を良くするような薬を長い間使っているのに
全然数値が下がらない・・・そんな場合には注意が必要です。
なにせ全然効果でてないんですもんねぇ。
肝臓の数値って言っても色々考えられます
肝臓の数値というのは、肝臓が悪い時にはもちろんあがりますが、
この数値というのは「肝臓が働きまくっている」時にあがる数値なのです。
肝臓が働きまくる場合というのは色々なパターンがあります。
例えば感染症にかかった時。
体に悪い物質がたまって解毒しようとしている時。
そして肝臓自体が悪い時などが原因として考えられます。
つまり、肝臓以外に感染症にかかったりしていても
数値が上がることがあるのです。
これを、「肝臓の数値が高い=肝臓が悪い」として
すぐに肝臓の治療を始めてしまってはしょうもないですよね。
実際、数値が高くなっているうち、30%前後しか
肝臓が悪い状態はないんですから。
飼い主さんはどうすりゃいいの?
肝臓の数値が高い以外に、肝臓が悪いと言える理由を
しっかり聞いておいた方がいいです。
例えば粘膜が黄色くなっているだとか、脂肪が全然分解されないで
ウンチにでてくるとか、超音波をとってみて異常があったとか、
CT上気になる部分があるとか・・・
他に判断基準があるのであれば、納得出来ます^^;
血液検査などはあくまで参考ですので、機械が出した数値だけを
信じて治療するような獣医は避けましょうね~。
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