犬のしつけの基本その2 関連付け編

 

 

 

ビーグル獣医のしつけ教室第2回は「関連付け」についてです。
第1回~第3回までは基本の話ですので、少し眠いかも知れませんが頑張りましょう^^

「関連付け」、簡単に言いますと「何をするとこうなる」です。

ちょっとだけ難しく言うと「過程」と「結果」。
この整理を忘れないようにすると、しつけは意外に簡単なものなのです^^

 

結果はこう分けます


「結果」は大きく四つに分けられます。

 

・うれしいことが起こる!

・うれしいことが無くなる

・嫌なことが起こる

・嫌なことが無くなる!
実に簡単ですね~。
では、色々な過程とこの四つの結果を組み合わせてみましょう!

 

例1 うれしい事が起こる場合


飼い主さんが帰ってくる→迎えに行く→構ってもらえる→うれしいことが起こる!

 

「ただいま~」「ワンワンキャンキャン!!ズダダダダーーー」ですね。
犬は、「飼い主が帰ってきた」時に「迎えに行く」過程を選ぶと、
結果「うれしいことが起こる」と関連付けしているんですね。

つまり、「飼い主が帰ってきた」時に「迎えに行く」が、
「無視されて」結果「嬉しくも何ともなかった」場合

→意味のない行動ですので関連付けになっていない

となるのです。

 

例2 うれしい事が無くなる場合


飼い主さんが手を出して「おいで」→行く→おもちゃを取られる→うれしいことが無くなる

 

「呼ばれて行ったらいきなりおもちゃ取られたし!!もう絶対行かねぇー!」という状態。
飼い主さんに呼ばれても、行ったらおもちゃを取られてしまいますので
犬は飼い主さんのもとへ向かわなくなりますよね^^;

 

 

例3 嫌な事が起こる場合


車に乗った飼い主が「おいで」→行く→変な動き出す乗り物に乗せられる
→嫌なことが起こる

 

当然、車に乗った飼い主に呼ばれたら行きたがらなくなります。
そろそろ「おいで」が嫌いになってきましたよ、きっと(笑)

こうして呼んでも来ない犬が完成していくのです。

 

例4 嫌な事が無くなる場合


知らない人が家に入ろうとする→吠える→入ってこなくなる
→嫌なことが無くなる!

 

「何、人の家に入ってこようとしてんだよ!なーに考えてんだよ!わおおおおおーん!」
という状態です。
番犬向きなんでしょうが、少々困りますね~。

知らない人に吠える犬は、自分のテリトリーに
入ってきて欲しくないことが多いです。
吠えればそれを回避できると知っているんですね。

 

結果を見抜きましょう


簡単な例を挙げましたがいかがでしょうか。

普段行っている何気ない事を試しに関連付けしてみましょう~。
面倒くさいですが(笑)、これがしつけの基本になるのです^^

飼い主さんの中には、「うちの子が問題行動をするのですが」
という「犬が悪い」という意味合いの相談をされる方が多いです。
本当は「うちの子に問題行動を覚えさせてしまったのですが」ですね。

ほとんどの場合、犬の関連付けを作り上げているのは飼い主さんなんですよ。

 

一つだけ例を挙げてみましょう


「うちの犬、咬み癖があって困ってるんです」

(飼い主さん側)咬まれたので叱りつけた

(犬側)咬んだら飼い主さんがたくさん話しかけてくれて構ってくれた

→嬉しいことが起こった

 

(飼い主さん側)触ろうとしても咬まれるので触れない

(犬側)爪切りの時に痛かったのを覚えていて、触られたくないので咬んてみた

→嫌なことが消えた
何か問題だと思う行動が犬に見られたら、
まずは「どうしてそういう行動をしようとするのか」
「その結果、その子は何を得ているのか」から考えていくと、
しつけは上手く行きやすいですよ~。

 

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