先住犬と新米犬の上下関係 真の奥義継承者

 

 

「さあ、今日からあなたは家族の一員よ!」
突然現れた見知らぬ犬、ラッキー。
先住犬ジョニーの危機である。

年もほとんど同じ、強さも大して変わらない。
そんなラッキーとジョニーの戦いが今、始まる・・・

 

 これまでのあらすじ


先住犬ジョニーは、飼い主の元で修行に励んでいた。
そう、真の奥義(フリスビー神拳)を会得する為である。
奥義会得まではそんなに長くないとジョニーは考えていた。

ところが神(飼い主)は、ここで試練を与えた。
宿命のライバルを、新たに継承者候補として連れてきたのだ。

真の継承者(リーダー)はただ一人のみ・・・
継承者になれなかった者は、ただただ継承者に従うか、
またはその地を去らなければならない運命にあった。

 

 ジョニーとラッキーの戦い


「ジョニー!ラッキー!止めて!!」
ついに二人の戦いは始まった。

ジョ「はは・・笑わせる!貴様が真の継承者であるはずがない!」

ラッ「ふっ・・そのような戯言は俺の拳をかわしてから言うが良い!」

ジョ「・・・っ!は、早い!しかしそれでは私を倒すには生ぬるいわぁ!」

ラッ「な、何!?」

 

        

↑ジョニー      ↑ラッキー

 

 そして2時間経ったが・・・・・


決着は全く付かなかった。
同じ力を持つ二人を待つのは同士討ちだけなのか・・

ジョ「くっ・・なかなかやるではないか・・」

ラッ「貴様もな・・このままでは同士討ちのようだ・・」

ジョ「継承者(リーダー)を失う訳にはいかん。仕方が無い・・」

ラッ「神(飼い主)の審判にゆだねるとしよう。」
真の奥義(フリスビー神拳)は後世にまで残さなければならない。
同士討ちを避けるため、二人は神に審判をゆだねるのであった。

 

 

 審判の刻


「ジョニー!ラッキー!ご飯よ~」

ついに審判の時がやってきた。
神はどちらを真の継承者(リーダー)として選ぶのか・・・

「はい、ジョニー。はい、ラッキー」

ラッ「!!!!!???????」

ジョ「私が先か・・どうやら俺を選んだようだな・・ふふ・・」

ラッ「し、仕方あるまい・・今ここにジョニーの従者としての誓いを立てん!」

 

        ハッハッ・・

↑ジョニー      ↑ラッキー(服従)

 

 まとめ


まとめも何も、意味分からん・・・(汗)
何が言いたいかですが↓

・全ての決定権は人間にある

・その為にも、人間をリーダーとする準備は必要(→犬の上下関係

・どちらも平等の立場は、犬の性質上難しい

・つまり、どちらかを上に、どちらかを下にしなければならない

・それを決めるのは人間である

 

と言うお話です。
どちらを上にするか、決めておく必要があると言う事でもありますね。

「犬に勝手に決めさせる」と言うのも、一応選択肢の一つですが
この場合は怪我など、余計なデメリットがあります。
「うちは大丈夫でしたよ」と言うお話をよく目にしますが、
「ではどこの家でも問題無い方法か?」と言うと怪しいですよね(汗)

そして、もう一つ勘違いの起こりやすい部分として
愛情に上下関係をつけてしまう事があります。

愛情は同等に、上下関係を付けましょうね~

 

 上下関係の余談


上下関係が下の犬は、何をされても反抗を許されません。
それは自然の掟ですからね。

でも、そうなると「下の子はストレスで病気になったりするんじゃ・・」
なんて不安を持つ飼い主さんが居るかも知れません。
でも、それは逆なんです。

野生の本能を持つ動物にとって、一番ストレスの かかる地位はリーダーです。
外敵が訪れた時に、家来はリーダーが守ってくれますがリーダーを守ってくれる存在は居ません。
だって自分が一番強いんですものね~。

常に群れを守るために、一番ストレスを抱える地位なのです。
・・・って事は・・・

そうです。
飼い主さんを家来だと見て、人間よりも上の地位だと
勘違いした犬は、まさに完全なリーダー状態。
もっともストレスを抱える立場であることは間違いありません。

そのためにも、人間がリーダーになる事が必要なんですね~。

 

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