「ラッキー!!ラッキー!!」「はっはっはっはっはっはっ!!」
こんな風景を想像して犬を飼い始めたのに・・・
どうしてラッキーは言うことを聞かないんだぁぁぁーーー!!!
はい、どうもビーグル獣医です^^
犬を自分の意のままに操るためには、色々とポイントがあります。
この「ビーグル獣医のしつけ教室」では、飼い主さんにありがちな
しつけの悩みについて、ビーグル獣医独特の視点からお話をしてみようかと思います。
このサイトの色々な記事をご覧になったうえで
「ビーグル獣医って変・・・キモい・・・」では無く、
「ビーグル獣医って変わってるけどちょっと視点が面白い」
と感じた奇跡的な感性をお持ちの飼い主さんがいらっしゃいましたら、
是非参考になさってみてください~^^
第1回から第3回までは、しつけの基本になるお話です。
「飼い主さんの思うがまま」の始まりとなるもの
縦社会の「上を上と認めるかどうか」は人間世界でも重要ですが、
犬の世界でも重要です。
人間世界の上司が若干無茶な目標を立てたとした場合、
「まーた出来ないくせに無茶な目標立ててるよー・・」
と思われるか、
「結構無茶な目標だけど・・・あの人ならもしや・・・付いて行きます!」
となるか。
元々上として見ている人かどうかで結果は大きく変わります。
もちろん、ビーグル獣医は後者。
看護師さんからは「付いて行きます!」と口々に・・・
看護師「先生、時間無いんでさっさとパソコン遊び終わってください」
あ、はい、すみませんすみませんもうしません(泣)
じ、時間が無くなってしまいましたので急いで参りましょう・・
人間ですと主に「あしらわれ方」(泣)や「舐め腐った態度」などで
部下にどう思われているのかを感じ取ることになりますが、
さてさて犬の場合はどのように読み取れば良いでしょうか^^;
読み取るポイントについてお話しましょう~。
散歩をしているとき~
散歩をしている時、引っ張られていませんか?
家を出るとき引っ張られ、散歩中に引っ張られ、うんちを取るときに引っ張られ・・
「引っ張る」=「主導権を握る」ですから、
飼い主はリーダーとして認められてない可能性があります(汗)
犬からすれば、「散歩に連れて行ってあげてる」と思っていることでしょう^^;
ご飯を食べるとき~
群れのリーダーはもちろん、一番最初にご飯を食べます。
つまり、犬にご飯をあげてから人間が夕食・・は絶対NG。
毎日毎日「あなたがリーダーですからね!」と褒め称えているような行為になります^^;
自分たちがご飯を食べた後に犬のご飯をあげましょう。
同時に食べても同じランクになってしまいますから、同時もNGですよ~。
一匹犬を飼っていて新しく犬を迎える場合にも、
上下関係で上にしたい犬に先にご飯をあげると良いですね。
寝るとき~
上下関係が成立する前から一緒に寝るのはお勧めできません。
はっきりと上下関係が出来てないと仲間意識を持ってしまうことがあるんですね。
「同じ寝床をもらえるレベルの相手」 これではいけません^^;
ご飯と同様、差別化をはっきりと図りましょう。
「私たちはリーダーだからふかふかのお布団で寝るけれども、君は床にでも寝てなさい。
むしろ家の中で寝かせてもらえるだけ有難いと思いなさい。」
このくらいで良いかも知れません(苦笑)
犬が何か催促したとき~
犬のいいなりになってはいけません。
「ご飯を食べたい!」と催促しても、
「おやつが欲しい!」とよだれを垂らしていても、
「散歩に行きたい!」と玄関をガリガリしても・・・
言うことを一切聞いてはいけません。
「何がしたいのかしら・・?」なんてじっくり犬を見るなんて言語道断です(笑)
犬の中では、いつも伺いを立ててくれる召使のような存在として認定されることでしょう^^;
それでもなかなか分かってもらえなかったら・・・
自分ではハッキリとリーダーっぷりを発揮していると思っていても、
なかなかリーダーとして認めてもらえている気がしない・・・
そんな方は、服従訓練をしてみましょう。
お腹を向けさせて、手で押さえ、しっぽがお腹の方に向くまで待ちましょう。
これが「参りました」の合図。
犬にとって行動を制限される、ましてやお腹を向けて身動きをとらせてもらえないなんて
これ以上なく言うことを聞かされている状態です^^
ただし、やりすぎによるストライキには注意しましょう。
(グレるってことです。卑屈な性格になります)
一度にやり過ぎず、繰り返し行うことが重要なんですよ~。
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