看護師「先生・・まだ3巻目なんですか・・読むの遅いですね・・」
看護師「そんなんでよくあんな分厚い教科書勉強出来ましたね・・」
この動物たちを! ウグッブーン!! ゴノ、ゴノ動物たちのブッヒィフエエエーーーーンン!! ヒィェーーッフウンン!! ウゥ……ウゥ……。ア゛ーーーーーア゛ッア゛ーー!!!! ゴノ! 動! 物ガッハッハアン!! ア゛ーー動物を! ゥ治シダイ! その一心でええ!! ィヒーフーッハゥ。一生懸命勉強して、北海道に、縁もゆかりもない北海道ッヘエの大学に、入学させてもらって! やっと! 獣医に!! なったんですううー!!!
看護師「先生、その辺にしときましょうね」
は、はい・・すみません。調子こきました。すみません。
さっさとレビューに進みます。もうしませんごめんなさい。
女性キャラ(菱沼さん)が盲腸だと分かり手術が決まった時のシーン。
「ぼく まだ盲腸の手術したことないんです!」
これを動物病院に置き換えると・・
「私、まだ避妊手術やったこと無いんです!やらせてください!」
突然新人獣医にこんなことを言われた飼い主さんの恐怖は計り知れませんが(苦笑)、
これ、実は結構気になるセリフじゃないですか?^^;
人間の医者でも動物の医者でも、「初めての手術なんです!やらせてください!」なんて頼んでいる先生を見たことが無いよなぁ・・と思うのです。
初めて執刀医になる手術は必ずあるはずなのに、無いんです。
もし、皆さんの飼われている犬や猫の手術経験があればのお話ですが、誰が手術したか即答出来ますか?
院長?それはハッキリと聞いたのでしょうか。聞いたとしても本当に院長がやったのでしょうか(苦笑)
「やらせてください!」と言われていないだけで、実は新人獣医が初めての手術をやっていたのかも知れませんよ~。
「執刀医を○○先生にやらせようと思います。まだ彼は執刀医の経験はありませんが、何回も私の助手を務めてますのでご安心ください。私が助手に付いてしっかりと指示やフォローします。」
命を預けるのですから、このくらいバカ正直に言っても良いかも知れませんね~。
そんな事を言う病院は人間でも動物でもほぼ皆無でしょうけど(苦笑)
ちなみにこの回のお話は手術する部分だけ麻酔をかけられた菱沼さんが、自分の腸をグイグイ無理やり詰め込まれたのを照明器具の反射越しに見ていて、それを恨んでいるというものですが・・
そうそう、犬や猫でも腹圧が強いのは同じですから、腸管を出し過ぎると戻すのが大変なんですよね~。
避妊手術を初めてやった頃は、子宮と一緒に飛び出してくる腸管が邪魔で邪魔で苦労したなぁ^^;
なんて色々思い出しちゃうシーンです。
このシーンで菱沼さんはガッツリ目を開けて照明の方を凝視していますが(苦笑)、 実は手術に使う無影灯という照明器具、相当まぶしいです。
菱沼さんは鈍感設定なので為せる業なのかも知れませんね~。
ビーグル獣医がこの手術を受けているとしたら、顔にタオルくらいはかけてもらいたいかな^^;
手術前に「睡眠薬の併用は望まれますか?」という質問を聞いてくれるところなんかもありますので、「盲腸って自分の手術見ることになるの!?」なんて不安がる必要はありません(苦笑)
主人公の両親が北海道に降り立ち主人公宅を訪問するシーン。
「飛行機が千歳に降りられてよかった」
これは北海道あるあるですね~。
猛吹雪の日になると飛行機が離陸しないし、飛行機が到着しない(笑)
特に正月休みに実家へ帰ろうとすると、見計らったかのように吹雪はやって来ます。
そう言えば、ビーグル獣医は貧乏学生でしたので、「スカイメイト」という学生であれば当日空席がある便に限り半額で乗ることが出来るというプランをよく利用していました^^
しかしこのスカイメイト、空席があるってのがポイントでして、大体帰りたいシーズン全便満席なんですよね~。そこで、「空席が無くてもキャンセルが出れば滑り込める」という荒業を狙い多くの学生がダメ元で空港に集まる事になります。
ビーグル獣医も例に漏れず、朝早くから一抹の望みをかけてキャンセル待ちをかましていました。
吹雪は・・よし!降っていない。
果たして無事に実家でお正月を迎えられるのか・・?
待つこと数時間・・
「ビーグル獣医様・・○○カウンターへお越しください」
来たぁぁぁぁっぁぁ!!
ひゃっほい実家!さらば豪雪!氷点下!
奇跡的に席をゲットしたビーグル獣医ですが、ここで思わぬ誘惑が待ち受けていました。
それは搭乗手続きを済ませて飛行機の入り口まで差し掛かったタイミングでのこと・・
「当社の手違いにより席数以上のお客様が搭乗予定となっております。今回の代金を返金し次回搭乗分のチケット代をお支払い致しますので、どなたか受諾して頂けるかた、いらっしゃいませんでしょうか」
搭乗前の客たちに向かってCAがこんなことを言い出したのです。
空港からアパートのある大麻駅までは1040円だから往復2080円・・
仮に今日乗れなかったとしてもチケット代13000円がマイナスになるには7往復、つまり7日以上キャンセル待ちが生じなかった場合だからウダウダ・・
いや、ちょっと待て。
そういうことじゃ無いんだ。
実家に帰るってことはだなぁ、お金では買えない家族との大切な時間をだなぁ・・
ビーグル獣医「はい!はい!私!私!次回以降でいいですよ!」
おかげさまでホクホクのお正月を過ごさせて頂きました^^
お金って大事ですね(←バカ)
3年生になりゼミを決めるシーン。
マンガでは病理学教室が人気になっていますが、通常ですと人気があるのは内科や外科などいわゆる臨床系。
実はビーグル獣医も最初は内科を希望していました^^
定員が6名だった内科に12名の4年生(ビーグル獣医の場合は4年になってからゼミ決めをしました)が希望を出しましたので倍率は2倍。
しかしもちろん誰も辞退なんてことはしません。
そこで「自分がどうして内科に入りたいと思ったのか、どれだけ入りたいのか」という明らかに決着のつかない演説会をすることになってしまったのですが・・
決着が付く訳がなく、泥沼と化します。
大根の早食い競争はしませんでしたが(笑)、なんとアミダくじで決めることになりました。
3年連続おみくじで大凶を当ててエネルギーを貯め込んでいたおかげか、見事にビーグル獣医は当たりをゲット!
病院で勉強しまくるぜ!と今までの勉強嫌いを棚に置いて意気込んだのですが・・
女子1「私・・どうしても内科じゃなきゃ無理・・しくしく・・」
女子2「内科になれないなら退学する・・しくしく・・」
・・と、とんでもない女子力を発揮する猛者が2名も登場。
「ああ、じゃあ退学すれば~。今までありがと~。」
とでも言えば良かったのでしょうが(苦笑)、ビーグル獣医を含む草食系男子集団は・・
「いや、でもアミダで決めることにしたんだし・・ね・・○○さんの気持ちも分かるけど・・さ・・」
などとダラダラした戦いが更に2週間以上も続く結果に・・(苦笑)
こういう無駄な時間が大嫌いなビーグル獣医は、「俺、もういいや」と抜けることになり、めでたく馬(主にキング)との戦いに数年間を捧げることになりました^^;
それでは続きは「動物のお医者さん」第3巻後編でお話しましょう~。
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