漫画「動物のお医者さん」もやっとこさ第５巻。
どうやったら早く漫画を読めるのでしょうか。

チョビ（表紙の犬）に見とれているからいけないのでしょうか。
そう言えば、チョビが出ているページでは分速３ページ⇒１．５ページほどに
ペースダウンしているような気がします。

え？元々が遅すぎるって？
いやいや、ビーグル獣医だってねぇ、スラムダンクなら１冊３０分かからず読めるんですよ。
特に山王戦は速読得意分野です。

このページなんて１０秒で読み終わりましたよ。

え？普通？・・ああ・・そうっすか・・

⇒動物のお医者さん 文庫全8巻 完結セット

⇒動物のお医者さん一覧

⇒スラムダンク全巻

主人公が牛の子供が逆子になっていないか確認しようとするシーン。

牛の直腸から手を突っ込んで、腸の中から子宮や卵巣などを触る直腸検査という検査になりますが、
これ、触りたい卵巣や子宮の部分まで意外と距離があるんです。

触るためには肩まで突っ込むくらいの気合が必要ですので、直腸検査を行う獣医は・・

・もうウンコどうでもいいからとにかく手を突っ込む

・専用の長～いビニール使い捨て手袋を装着してスマートな検査をする

のどちらかの選択が求められます。

しかし、主人公ハムテルの手をご覧ください。
なんとも中途半端な短いゴム手袋をはめています。
これは大変デンジャラスです。

このような手袋では、手袋の隙間からウンコが入り込むわ腕は生ウンコだわで
丁寧につまんで手袋を脱ごうがもはや手遅れでしょう。

つまり、この後のシーン中すべて彼の手は生ウンコ状態ですので
感動で目をゴシゴシするような場面が無くて本当に良かった。

さて、話は変わりますがこのシーンではもう一つ気になる点があります。

それは主人公が右手で直腸検査を行っているという点。

「え？利き腕でやるのが普通じゃないの？」

そう思われるかも知れませんが、実はこれ、自ら診断能力を下げています。

人ってのは、利き手の指先よりも利き手じゃない方が指先の感覚が鋭いんですよ～。
使っていないので皮が薄いんですよね。
皆さんも、ぜひ近くにある色々な物を試しに触ってみてください＾＾

つまり、「箱の中身はな～に？」のようなクイズに答える場合には、
利き手じゃない方の手で解いた方が正解率は上がるのかも知れません。

しかし、中身が蛇だった場合は皮が薄い分咬まれた痛みも倍増しますので注意しましょう。

⇒関連コンテンツ（無理やりですが＾＾；）獣医学生ＶＳ逃亡牛

⇒一途な牛と潰されるビーグル獣医

去年の問題や先輩のレポートをテスト前の学生たちに販売している学生の様子。

獣医学部では、時折このような営業マンが出現することがあります＾＾；

さすがに過去問や先輩のレポートはタダで貸してもらえることが多いですが、
参考書のコピーなどを結構なお値段で販売しているのです。

これには深い訳があるのです。

獣医の参考書は獣医学生の総数が少ないこともあり、需要と供給のバランスが崩れておりまして
教科書は一冊当たり１万円以上は当たり前、参考書の中には１０万円を超える物もあったりします。

勉強するためにどうしてもあの参考書が欲しい・・
でも絶対に手が届かない・・

そんな時、周りを巻き込むのです。

参考書を一人で買った場合⇒１０万円

コピーを２人に１万円で売って、コピー代が１万円かかった場合⇒実質９万円

コピーを１０人に１万円で売って、コピー代が５万円かかった場合⇒実質５万円

・・と、有志を募れば募るほど、安く欲しかった参考書を入手できるのです。

ん？著作権侵害？

び、ビーグル獣医はそれを買うお金も無かったのでやってませんからね！

「そりゃ無いでしょさすがに。ネタでしょネタ」

いいえ、あります（笑）

「白紙で出すくらいなら独創性を」がモットーのその教授のテストでは、
解けなかった問題に何らかのプレゼンをすれば点がもらえるというものがありました＾＾；

しかし、「カレーの作り方」だけは使い古され過ぎたのか先生が嫌う傾向にあり、
各自「よく滑るソリの手入れ方法」「二日酔いをジンギスカンで避ける方法」など
趣向を凝らしたプレゼンを展開し、単位を取得し切り抜けていきます。

しかし、こんなことが許されたのは残念なことに１～２年生の頃だけ。
３年生になり本格的に獣医学が進むと、容赦なく単位を落とされます＾＾；

それでは続きは動物のお医者さん第５巻後編でお話しましょう～。

⇒獣医がマンガ「動物のお医者さん」を読んだ結果　第５巻後編

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⇒動物のお医者さん一覧

⇒スラムダンク全巻

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