「汚い!!ウンチなんて食べるんじゃありません!!」
悩まれている方がなかなか多い犬の食糞。
どうしてみんなそんなにウンチを食べたがるの!?
そこで今回は食糞派の犬達に集まって頂きました^^
議長「汚いと思わないんですか?」
犬A「汚い?なんで汚いワン?」
犬B「それって人間の決めつけだよニャ~」(!?)
犬C「別にうちらは汚いとは思ってないワン。」
なんだか怪しい犬も混ざっているようですが・・
犬たちは汚いと思っていないようです。
人間とは意識が違うようですねぇ。
議長「どうして食べるのか、理由をお聞かせください」
犬A「いやぁ・・腹減ってるんだワン。エネルギー足りないワン。」
犬B「胃が小さいみたいで・・食事回数が少ないニャー。」
犬C「おいしいからだワン」
犬D「暇だからだワン」(!?)
なんだか一人勝手に増えてるようですが・・
大体こんな理由みたいですねぇ。
ではそれぞれの理由についてちょっと考えてみましょう。
犬A 腹が減っている
うんちを栄養源として食べているようですね。
一日の栄養が足りているかどうか、もう一度確認した方が良いかも。
カロリーだけでなく、もしかしたらミネラルなどが
不足しているのかも知れませんよ~。
犬B 食事回数が少ない
犬Bはまだ仔犬ですので、胃が小さいです。
食事を貯めこんでおけないのに食事回数が少なく、
結果お腹が空いて仕方がなくウンチを食べてしまっているかも知れません。
ウンチを食べてしまう時間を確かめた上で、食事の時間をずらしてみる、
または食事の回数を3~4回にしてみると良いかも知れません。
犬C おいしいから
おいしいものが目の前にあるんじゃしょうがないですねぇ。
すぐに片付けるか、しつけをしっかりするしか無いかもです。
しつけの方法は後で議長がお話してくれます(笑)
犬D 暇だから
遊び道具の一つとして、ウンチを考えているかも知れません。
この場合も、犬Cと同じくすぐに片付けるか、しつけが必要ですね~。
議長談 犬にやさしい食糞のしつけ
犬C、犬Dの食糞の理由は、「おいしい」「楽しい」です。
なので、より楽しいものを用意すると解決出来る場合があります。
つまり、
ウンチを食べる→おいしい、楽しい→またウンチを食べる、を
ウンチを食べない→もっとおいしい・楽しいものが待っている→ウンチを食べなくなる
に持っていく事を考えます。
方法としては
①ウンチを食べようとしたら呼ぶ
②もっと楽しいもの・おいしいものを用意する
③喜んでいるのを確認。ダメだったら他の物を用意
ウンチをし終わった後に、飼い主の顔色を伺うようになればこっちのもんです。
引き続き、完全に覚えるまでしつけをしましょう。
他のしつけと同様、かなり根気が必要ですけどね(苦笑)
しつけは時間がかかるものなのです^^;
議長談 犬に厳しい食糞のしつけ1
食糞防止のサプリ(→こんなもの )を使用したり、
食糞防止グッズ(→こんなもの )をウンチにかけます。
確実ではありませんが、有効な事があります。
つまりウンチをクソまずく(笑)する訳ですね。
議長談 犬に厳しい食糞のしつけ2
ウンチを食べようとすると嫌な事が起こる・・・を実践します。
例の一つとして「大きな音」があります。
ウンチを食べるまで待って、食べようとした瞬間にシンバル並の大音量を鳴らすのです。
こうするとウンチに近寄る事も怖がるようになる事があります。
数回やれば、ほぼ確実に嫌がるでしょうね。
ただ、この方法はかなりの強攻策ですので、
犬にトラウマが残る事も覚悟しないといけません。
難しいところですね。
食糞を直すのには非常に根気が要ります。
食糞は「人間にとっては汚い事」でも「犬にとっては
悪くも何とも無い事」である事を忘れてはいけません。
人間の勝手で「直したい」癖ですので、出来るだけ
犬に優しい方法で根気よく直してあげてくださいね。
*食糞の原因の一つに寄生虫の感染も挙げられます。
状態を観察して、少し異常を感じた場合は病院に!
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