グループ?独学? 国家試験を乗り切る獣医学生たちの話

 

 

卒業論文の発表をようやく終え、残すは国家試験合格のみ!

11月末あたりから、獣医大学6年生は本腰を入れて国家試験勉強に入ります。
これからテスト本番まで、彼らにはクリスマスも正月もありません。

内定が決まっていても、この試験に落ちたら全てがパー(汗)。
勉強の方法選びにも必死です、が・・

先人たちの失敗からなのかこれくらいしか思い浮かばなかったのか、
毎年ほぼ全員が二種類のうち一つの勉強方法を選ぶこととなります。

さて、その勉強方法とはどのようなものなのでしょう~。

 

 国家試験勉強、二つのタイプ


大まかに「独学タイプ」と「グループ学習タイプ」の二手に分かれます。

 

「独学タイプ」は一人で引きこもって勉強するタイプ

これはなかなか危険な選択とされていまして、
「おい、ここが出るってよ!」といった最新情報をゲットしにくい、
不得意分野を教えてもらいにくい、やる気が無くなったらどうしようもない、
という特徴を持ちます。

しかし、とにかく自分のペースで運びやすいです^^

これを選ぶ傾向にあるのは「勉強が物凄く出来る人」
または「人付き合いが苦手な人」(笑)。

両極端ですね~。

 

「グループ学習タイプ」は、数人でチームを結成して定期的に勉強会を開催します。

チーム内の学生のうち、その分野を得意とする人を担当としまして、
計画的に順番に、重要分野をすべて網羅できるように勉強会を進めるのです。

グループのデメリットはまず自分のペースで勉強が進められないこと。

「今外科の勉強したいのになぁ・・・」
なんて思っていても、次にみんなで勉強する科目は決まっています。
おとなしくその予習でもするしかありません(笑)

ほとんどの学生はこの「グループ学習タイプ」を選びます。

 

 

 国家試験前 もう一つの戦い


グループ学習タイプは数人のチーム・・・

そう、必然的に「勉強がよく出来る」「人に教えるのが上手い」人には
人気が集まり、「成績不振」「口下手」な人は避けられてしまいます(汗)

 

B「ねえ!Aくん!勉強会のチーム一緒に組まない?」

A「あ、えーと・・あ、Bくんとは普段でも一緒に話しやすいし、ふ、普段あまり
お話できないような人とチーム組んでみよっかなぁ・・・なんて」

このように、それまで親友としてやってきた相手をバッサリ切り捨てることも(苦笑)。
そう、Bくんは面白い人ですが勉強はイマイチだったのです。
AくんはBくんとの友情よりも自分の将来を選んでしまいました^^;

 

そして、クラスで常時トップ成績、教え方も上手なO君には、
スカウトたちによる激しい争奪戦が繰り広げられます。

交渉権を得たのは「Oくんは比較的放射線が苦手」という点を前面にアピールしていた
放射線学教室の精鋭2名を含むグループ。

ついにOくんゲットなるか・・・!?

O「いや、僕は一人で勉強するから大丈夫だよ。ごめん。」

まさかの独学タイプ。そりゃそうだ。残念。

 

「で、ビーグル獣医はどっちだったの?」

え?私?

Oくんと同じくトップクラスだったビーグル獣医はひくてあまたの誘いを
断って、孤高の独学タイプとして・・・

・・・嘘です。出来は悪かったのですが(笑)仲も良く勉強の出来る友達に
恵まれていましたので、みんなに助けてもらって無事合格しました^^

バッサリ切り捨てられなくて本当に良かったです。

 

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