北海道の手厚い洗礼 家から出られないビーグル獣医

 

朝起きて部屋がひんやりしていると、学生だったあの頃を思い出します。
冬の北海道の一日は新しい発見でいっぱい。

起きた瞬間から北海道との戦いは始まります。
久しぶりに学生時代の一日を思い出してみるとしましょう・・

 

雪の結晶アイコン1 一日の始まり


ビーグル獣医が住んでいたのは家賃3万円の安い木造アパートであり、
特に冬は毎朝が寒さとの戦いであった。
いや、むしろ凍死との戦いと言っても過言ではないだろう。

今朝もいつものように、ビーグル獣医には命の危機が訪れていた。

きっと、お金持ちの獣医学生は「グーテンモルゲン」とか言いながら、暖かい部屋で
朝を迎えているのであろうが、こちらは脳が冷え切り過ぎて脳死寸前なのである。

ビーグル獣医が「グーテンモルゲン」等と言い出した時は、むしろそこが臨界点なのだ。
このままでは新しい世界に「おはよう」することになってしまう。

ビーグル獣医がグーテンモルゲンしないためには、
一刻も早くヒーターのスイッチを入れることが不可欠なのだ。

 

しかし、灯油ヒーターまでの距離はおよそ5メートル。

 

昨夜「ちょっと火照ってきたから~」などと、なぜ奥の方に追いやってしまったのか。
いつもなら3メートル程度なのだが、ヒーターが異様に遠い。

装備はトレーナーとジャージ。
行けるか・・いや、まだ早い。そろそろか・・いや、まだだ。

そんな葛藤をしばらく続けたあと、「今だ!」ついにビーグル獣医が布団を飛び出した。

しかし、彼はこのとき仕掛けられていた罠に気付いていなかったのである。

 

あまりにも寒すぎて木造アパートの床にはなんと霜が噴出していた。
そして、それに気付かずおぼつかない朝一番の足で小走りするビーグル獣医。

もう予想がつくだろう。
テイクオフ(離陸)である。
滑らないはずが無い。

北海道の氷点下の部屋で、朝起きてから5分以内にテイクオフしていたのは
あの時ビーグル獣医だけであっただろう。

 

 

雪の結晶アイコン1 さあ、家を出発!その前に


先述のとおり、朝起きてからスムーズに颯爽と無駄なく準備を終えたビーグル獣医。
なのになぜだろう。授業まであまり時間が無い。

急いでアパートを後に・・と思ったが大変である。

 

靴と玄関が一体化してしまっている。

 

そんなアパートのくっついた靴は買った覚えがない。

どういうことなのか。
説明すると以下のようになる↓

 

ビーグル獣医が大学から帰ってくる

玄関で雪まみれの靴を脱ぐ

ヒーター点火

靴の雪溶ける

夜中に凍る

玄関と一体化する←今ここ

 

ということである。

しかし、なぜ夜溶けたのに今は溶けていないのか。

そうか、昨日の気温は-15℃くらいだったからおそらく「厚角板」または「骸晶厚角板」の雪の結晶が出来ていた可能性が高く、比較的表面積は少なかったとはいえやはり氷とは明らかに異なってウダウダ・・

 

おっと、これはマズい。本気で授業に間に合わない。
実は雪の性質と獣医学はあまり関係が無いのである。

今は獣医学を学ぶために、家を出る方法を考えなければならないのだ。

やはり、ここはドライヤーかお湯だろうか。
お湯の場合、帰ってきた瞬間にまたテイクオフしてしまう可能性も拭えないが
手の平に「お湯 注意」とでも書いておけばきっと何とかなるだろう。

よし、お湯を沸かs・・・

 

・・何という事だ。
水が出ない。
水道管の中身が凍ってしまったのだ。(→水道を凍結させないために 札幌市

なんで凍るかって?
ビーグル獣医が昨夜、水を管から抜き忘れていたからである。
100%ビーグル獣医が悪い。反省している。

実はこの「水道管が凍る」、当時は北海道に住む学生あるあるの代表格だったのである。
こうなってしまうと大家さんに頼むか、ダメなら業者に数万円を献上しなければならない。
自分ではどうしようも無くなってしまうのである。

こうして、北海道の洗礼を受けたビーグル獣医は家を出ることさえも出来ず、
泣きながら大家さんに電話し、再びその夜に水落としを忘れるのであった。

 

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