国家試験前の過酷な年末年始 限界を超えた獣医学生

 

 

国家試験を乗り切る獣医学生でちょこっと紹介いたしましたが、
皆さんがこの記事を読まれているたった今もR大6年生は国家試験勉強中^^

無事に乗り切って欲しいところですが、実はこの時期の獣医大学6年生・・・
11月の卒業論文発表だけで体力は限界ギリギリです(苦笑)
全く休むことなく、国家試験の勉強に突入しています^^;

勉強によるストレスは早くも年末年始あたりに限界超え

さあ、追い詰められた学生たちは、どんな年末年始を送るのでしょう~。
ビーグル獣医の体験した年末年始の様子をご紹介しましょう。

 

 クリスマス


国家試験を控えた獣医学生にクリスマスなんてありません^^;

同じゼミでは極限までピリついた6年生と、「メリークリスマス!」と
優越感を覚えたい5年生が混在するカオスな状況となります(笑)

でも、そこは元々先輩思いの5年生たち。
何とか6年生に少しでもクリスマスっぽさを楽しんでもらおうと
お金を出し合って簡単なご馳走を用意しようということになりました。
果たしてその善意は受け取ってもらえるのか・・・?

6年生A「わあああぁぁぁ!!ありがとうみんな!!」

5年生「(ほっ)クリスマス気分を少しでもと思いまして♪」

6年生B「へぇ~、この豚肉の煮込んだやつおいしそうだねぇ」

5年生「はいっ、あんまりお金無いのでバラ肉で申し訳無いんですけど♪」

6年生A「バラ・・あれ?バラ肉って腹横筋だっけ・・ん?腹直筋?」

6年生B「あれ外腹斜筋じゃなかったっけ?」

6年生A「いや、アバラの辺りだから・・・うだうだ・・・」

5年生「・・・・・」

 

5年生「はい!やっぱりクリスマスと言えばチキンも外せませんよね♪」

6年生C「ブロイラー・・マレック病・・ん?あれ?マレックって何ウィルスだっけ・・」

6年生D「ヘルペスじゃなかったっけ?いや、パラミクソか?」

6年生C「パラミクソはインフルエンザとかだから・・・うだうだ・・・」

5年生「・・・・・」

こうして研究室の夜は更けていくのでした。

 

 カウントダウン


「そうだ!年末にカウントダウン勉強しない!?」

「おっ!いいねえ!年が明けるまでにこの寄生虫全部覚えて
年が明けたと同時にみんなで間違えずに読み上げようぜ!」

「いいねいいねえ!!なんかやる気出てきたわー!!」

寄生虫をチョイスした暴挙にもさっぱり違和感が無いあたり、精神的に相当やられています(笑)
むしろ、正常な精神状態でこのイベントが楽しそう!と思う人間は居ないでしょう。

もう何でも良いのです。
楽しいイベントっぽいものだけが彼らを救います。
そして当日を迎えますが・・・

年越しに向けて勉強を続けていた彼らは全員が全員、
言うに言えない同じ思いを胸にすることとなります。

「あ・・これ、いつもとあんま変わらないや・・・」

 

 

 年始


「あれ?Nくんは?あ、Hくんも・・・今日来てないの?」

勉強会のメンバーが二人足りません。
すると外から・・・

「ひゃあああーーーーーっはああああああーーーー!!」

ソリ二人乗りで彼方へと消えていく二人の姿が・・・
彼らが戻ってくることを祈りつつ、みんなそそくさと勉強に戻るのでした。

 

 でもまだマシ


でも、上の例はまだまだマシなほう^^;
分かち合える仲間が居るってのは良いことですね~。
限界を超えようがソリで彼方へ消えようが(笑)、
結局はみんなで支えあって乗り越えていきます。

「独学タイプ」の人間の中には、

「あれ?もう年越えてたの・・・?」なんて人も(笑)

 

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