犬の椎間板ヘルニア

 

椎間板ヘルニアってよく聞くけどどんな病気?
そんな方にビーグル獣医が出来るだけわかりやすく・・・・

 

 まず、どこに起こる病気なのでしょう


背骨や首の骨を触ってみましょう。
なんか一つ一つの骨の間に隙間がありますよね~。
ここが骨のつなぎ目となりますが、よく考えてみると・・

そのまま骨、骨、骨、骨・・・だけがあったら、
骨同士がこすれちゃってとても痛そうじゃないですか?
実は骨の間にはクッションがあるのです。

そのクッションがおかしくなってしまう病気ですね。

 

 神経が通っています。


皆さんも含めて、背骨に首の骨に腰の骨に・・・
太ーい神経(脊髄)が走っています。

その神経からは足を動かす神経だったり、熱いものを触って
サッと手を引いてしまう神経だったり・・・
たくさんの役割を持った神経がそこから枝分かれしていきます。

もちろん、一本の長い神経ですから、
クッションの部分にもこの神経は通っているんですね~。

 

 ではでは、大福を用意してください(笑)


大福がクッションであるとします。
ギュッと大福を握りつぶしてみましょう。

アンコが飛び出ましたか?
それとも皮ごと押し出されましたか?

クッションに、強い負荷がかかったり衝撃を受けたりすると、
この大福のように中身が飛び出たりクッションごと飛び出ちゃったりします。
そして、飛び出た所には神経が走っているのです。
もちろん、飛び出たクッションに神経が圧迫されてしまいますよね~。

 

 椎間板ヘルニアの種類


中身が飛び出て圧迫しているヘルニアをタイプⅠ。
クッションごと飛び出しているヘルニアをタイプⅡと分類します。

 

 

 ですから飛び出す原因は・・・


ダックスなど胴長犬では腰に負担がかかりやすいです。
他にはビーグル、シーズー、ヨークシャー、プードル、柴犬など。
原因の中に遺伝も挙げられる為、上の種類に起こりやすくなっております。

また、年をとることで発生しやすい病気です。
年をとると、大福がカピカピになってしまうんですね。
もちろん、ちょっとした衝撃で中身のアンコが飛び出しやすくなりますよね。

それに加えて、よく飛び跳ねたり、駆けたり、吠えたり、変にねじったり・・
とにかくそのクッションに負担がかかるものは全て原因となります。

 

 どんな症状が現れると思われますか?


神経が圧迫されますので、そこから先の神経には
命令が伝わらなく
なってしまいます。
例えば「足!動け!」と命令しても、「あ・・う・・け」のように
命令されたり、全く命令が届かなければ体はまともに動いてくれません。

それに神経が圧迫されれば当然痛いです。
抱っこしようとすると痛がったり、段差の昇り降りを嫌がったり・・・

まとめると、体の麻痺と痛みになりますでしょうか。
酷くなると、そこから先の神経が死んでしまい、一生
障害を抱えたままの生活となってしまいます。
(ただし、脊髄再生に関する研究も徐々に進んでいます)

 

 治療はどうする?


まずはヘルニアの状態を調べなければなりませんね。
レントゲン検査や、神経学的な検査を併せて行います。

軽症であった場合、まずは炎症を抑える薬を投与します。
炎症がありますと、痛くて周りの筋肉はガチガチ、
それに周辺が腫れてしまって余計に圧迫しかねませんね。

それに加えて緊急で無い場合は、飛び出している中身を
溶かしてあげるような薬剤
を注射する治療法もあります。

もし緊急である場合は、手術で飛び出している部分を
取り除いて
あげなければなりません。

ここまでで、この病気の治療は中間地点です。

「まだやることあるの!?」

はい、あります。それはリハビリ

根気強くリハビリすることで、障害を徐々に改善していく事が出来ます。
最近ではプールによるリハビリなどを実施されている病院もありますね~。

 

 椎間板ヘルニアを予防する為には?


とにかく負担を減らす事です。
子犬の頃から、階段の昇り降り、滑りやすい床、ジャンプ、
足を踏み外しやすい散歩道、それに肥満。
そういったリスクを軽減してあげるように注意しましょう。

 

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