軟口蓋過長症 短頭種に多い病気と放送禁止の危機

 

 

「フガッ、フガッ」と言いながら歩いているパグやチワワ、見かけますよね~。
あの状態、実は「軟口蓋過長症」という病気になります^^;

ちなみに好みの香水をつけた患者さんが来た時フガフガする傾向があると
看護士さんに指摘されたビーグル獣医ですが、違うんです。
ビーグル獣医も軟口蓋過長症という病気なんです、きっと。

 

 人で言う喉ちんこ


軟口蓋とは人で言う喉チンコあたりのことを指します。
ただし、犬の喉チンコは人のように垂れ下がっていません。
つまり、人の喉チンコのような構造よりも呼吸を邪魔する可能性が低いはずなのです。

あまり連呼していると検索エンジンにNG登録されてしまいそうなので
このくらいにしておこうと思います(笑)

さて、通常では呼吸の邪魔をしないこの喉チ○○。
どうして病気を引き起こしてしまうのでしょうか^^;
 鼻がつぶれているからなのです


いわゆる短頭種の犬では構造上鼻が凹んでいる分、
軟口蓋が突き出ていることが多いと言います。

突き出ていて呼吸を少しだけ邪魔していた軟口蓋ですが、
運動後で呼吸が激しくなったりするとフガフガ開始。
刺激された軟口蓋は腫れあがり、さらにフガフガ⇒さらに腫れあがり・・・

こうして激しいフガフガ犬が完成してしまいます。

 

 おデブちゃんは危険です


太っていればそれだけ呼吸の道が狭いですから、
フガフガの悪化も早くなります^^;

また、暑い夏などにはパンティング(ハッハッハッってやつです)による刺激で
軟口蓋が腫れてしまいやすいです。

ですので、太った短頭種犬が夏場に激しい運動をした後のリスクは最強です(苦笑)

運動させる前に踏みとどまって頂く事を祈るばかりです。

 


 対処法


出来る限り「ハッハッハッ」させない努力が必要です。

暑い時間の散歩を避け、部屋にはクーラーをかけ、
もし腫れてしまったら薬で腫れをひかせてあげるのです。
と言いますか、太らせないでください(笑)

あまりにも繰り返す場合は危ないですから、
手術を考えることもあります。

 

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