犬や猫のアレルギーの薬

 

アレルギーは本当に嫌なものです。
それは診察する側でもされる側でも・・・
完治が非常に難しいですからね。

人間でもハウスダスト、アトピー、食物アレルギー
・・大変なことになってますよね。
今回はその気長~~な治療、アレルギーのお薬についてです。

 

 アレルギーってそもそも何?


まあだいたいは皆さん分かってらっしゃるでしょう。
体は体に入ってきた体以外のものに
反応するようにできています(なんか変な文ですね・・)

毎日の生活の中でそこら辺を飛んでるホコリ、食べたもの、飲んだもの、
もう全部に対して免疫反応っていうのは起こっているわけです。
そして、その中で体に有害な、例えば細菌やウイルス、寄生虫、毒物に対して、
体がそれを排除してくれようとするわけですね。

しかし、体が間違えて、全然有害じゃないものを
一生懸命排除しようとするとアレルギーが起こってしまう
のです。

風邪にかかったら熱が出ますよね。鼻水にくしゃみに咳に・・・
それはウイルスを体から排除しようとして免疫反応が起こっている時なんです。

間違えて起こった場合、それと似たようなことが体に起こってしまうのです。
これが・・アレルギー!!です。
その引き金となる物質をアレルゲンといいます。

 

 アレルギーの薬の目的


アレルゲンを必死に攻撃する目的で出される炎症誘発物質のせいで、
鼻水やら肌荒れやらは起こります。

アレルギーの薬はこの炎症誘発物質を

①作られないようにする

②細胞から発射されないようにする

③作用が出来ないようにする

の三つの方法でアレルギー反応を食い止めます。

 

 

 アレルギーの薬


抗ヒスタミン薬
・クロルフェニラミン
・ピリラミン
・ジフェンヒドラミン
・メクリジン
・プロメタジン etc・・・

これは③の作用できなくする薬です。
ヒスタミンという炎症誘発物質が血管などに作用すると、
血管から水が漏れやすくなります。

これが鼻水、涙などの原因になりますので、
それを血管に作用できなくすればいいですよね。

H2ブロッカーって聞いたことありませんか?
これはヒスタミンがくっつく部分をブロックすると言うのが名前の由来です。

H2は胃酸の分泌に関わるヒスタミンのくっつく部分。

H1はアレルギーに関わるヒスタミンのくっつく部分。

つまりこれらの薬はH1ブロッカーになりますよね~。

副腎皮質ステロイド

これは「ステロイド」で載せてます~。ちなみに①の作用です。

ケミカルメディエーター遊離抑制薬
・クロモグリク酸ナトリウム
・ケトチフェン
・トラニラスト
・アゼラスチン

つまり炎症誘発物質を発射させない薬です。
発射させなければ炎症も起こらないってことです。

 

 アレルギーの治療での注意点


アレルギーの薬は全て、アレルギーを治す薬ではありません
起こるはずのアレルギーを抑える薬なのです。

本当の意味のアレルギーの治療・・・
これはその原因物質アレルゲンの無い環境を探すことです。
ノミが原因であればノミを駆除する、
食べ物であれば食べさせないようにする、です。

なので、飼い主が「よくなってきたから~」と
薬をやめると、アレルゲンが除去されていない場合は
余裕で再発します(汗)
アレルギーの薬をやめるかどうかは
獣医としっかり相談してくださいね~。

 

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