犬や猫の抗がん剤

 

 抗がん剤


抗がん剤だけの治療はもちろん限界があります。

しかしながら他の治療法と組み合わせることによって、
ガンの克服の可能性を秘めた優れた薬です。
それではどんな抗がん剤があるのかを見ていきましょう。

アルキル化剤
・シクロフォスファミド
・ダカルバジン
・クロラムブチル   etc

細胞が増える為には、DNAを増やすことが必要です。
でないとDNAが分裂するたびに減っていってなくなってしまいますよね。
まあ実際減って行くということはないんですけども・・・

とにかくDNAを増やせなくする薬なんです。
それによって、ガン細胞が増えることは不可能になるわけですよね。
リンパ腫や白血病などにも効果があります。
リンパ腫では完全治癒した例もあるようです。

代謝拮抗剤
・メトトレキサート
・シタラビン   etc

これもDNAを作らせなくします。
リンパ腫の治療によく使われます。

抗腫瘍性抗生物質
・アクチノマイシンD
・ブレオマイシン
・ドキソルビシン   etc

土の中の細菌が作る物質で、DNAにくっついてしまって
分裂して増やすのを邪魔
します。

人の医療では最も有効と言われていますが、
あまり獣医ではまだ使われてません。

ビンアルカロイド
・ビンクリスチン
・ビンプラスチン  etc

植物から抽出される物質。
細胞の分裂を阻止します。
可移植性性器肉腫という名前のガンに効果的です。

ステロイド
・プレドニゾロン
・デキサメサゾン  etc

造血器の腫瘍や肥満細胞腫というガンでは、
ステロイドの大量投与が有効です。

 

 まとめ


抗がん剤も使っていくうちにだんだんと効かなくなることがあります。
量を増やせばそれだけ副作用に苦しみますし、完全治癒が
難しいこともあって長生きはなかなか難しいものです。

抗がん剤の治療を続けていくか、それとも治療をやめるか。
ペットの生活の質を考えて最適な治療を選んでください。
死んで欲しくないという理由だけで苦しみながら長生きさせるのも考え物です。

まったく難しい病気です。
飼い主の皆さんの早期発見、早期治療がどれだけ大切か、
一番良く分かる病気ではないでしょうか。

 

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