犬や猫のワクチン

 

ワクチン・・・そもそもなんでワクチンは打たなければならないのでしょう。
細菌がペットに感染すると、抗生物質で治療します。
ただ、「ウイルス」、これにはそういったものは存在しません。

皆さんの風邪の治療は?→元気になる、解熱する
肝炎の治療は?→肝臓を強くする、インターフェロン療法(免疫力を高める)

このように、ウイルスで起こる病気は発症してからでは特効薬がありません。
なので、かかる前に防いでしまおう!というのがワクチンなんですね。
(レプトスピラだけは細菌ですけどね^^;)

ウイルスの一部や、毒性を弱くしたウイルスを体に打つことによって、
次に似たようなものが体に入ってきた時に、それを覚えている体が
ウイルスをすぐにやっつけてくれるのがワクチンの仕組みです。

では、犬・猫別にワクチンが
どんな病気を防いでいるのかを見ていきましょう。

 犬のワクチン


 

狂犬病
日本では50年近く出ていません。
しかし、世界中でまだまだたくさんある病気ですから、
動物の輸入などでいつ入ってくるか 分かりません。

発症すると100%死亡する恐ろしい病気です。
人間も、狂犬病の犬に噛まれると死んでしまいます。

狂犬病ウイルスは、神経を通って脳に向かい、それから
発症するので脳に行く前にワクチンを打てば助かります。
ただし、人間はともかく、犬の場合は症状が出てから
分かることが多いので、そうなってからでは手遅れですね。

狂犬病のもっと詳しい解説

 

ジステンパー
粘膜が全部やられてしまうような病気です。
下痢、嘔吐、咳、鼻汁、くしゃみなどから始まって、神経症状にまで至ります。

この病気の怖いところは伝染性が強いことです。
やられてしまった粘膜から細菌感染なども起こしやすいので、症状がどんどん悪化します。
特にどの病気でもそうですが、子犬や老犬は感染しやすいので注意が必要です。

ジステンパーのもっと詳しい解説

 

パルボウイルス感染症
これも非常に伝染性が強い病気です。
子犬が突然死する心筋型と、嘔吐や下痢を激しく起こす腸炎型があります。
死亡率も高い恐ろしい病気です。

パルボウイルス感染症のもっと詳しい解説

 

伝染性肝炎
子犬が感染すると数日で死亡してしまいます。
成犬では発熱、下痢、嘔吐など

伝染性肝炎のもっと詳しい解説

 

伝染性咽頭気管炎
咳を主徴とする呼吸器病です。
死亡率はそんなに高くありません。

 

コロナウイルス感染症
下痢や嘔吐など腸炎を起こす感染症です。
パルボウイルスと一緒に感染すると症状が重くなります。

 

パラインフルエンザ
肺炎など呼吸器病を起こします。
伝染性咽頭気管炎と併発しやすいです。

 

レプトスピラ症(2種類)
これだけ細菌による病気です。
腎臓や肝臓がやられてしまいます。

 猫のワクチン


汎白血球減少症
白血球が極端に減少して、食欲がなくなり、高熱、嘔吐、下痢に脱水が起こります。
症状は激しく、体力の無い子猫などは一日で死ぬこともあります。

 

カリシウイルス感染症
くしゃみや鼻水、発熱など、風邪のような症状を示しますが、
症状が進むと舌や口周辺に潰瘍が出来ることがあります。
時に急性肺炎で死亡します。

 

ウイルス性鼻気管炎
ひどいくしゃみ、咳、鼻炎などの呼吸器症状と結膜炎を起こします。
鼻水と涙で顔中くしゃくしゃになります。

 

白血病
免疫力がぐんぐん低下していきます。
感染した猫の80%が3年以内に死亡するといわれています。

 

クラミジア病
結膜炎、鼻水、くしゃみ、咳など、風邪のような症状を起こします。

犬5種ワクチン・・・ジステンパー、伝染性肝炎、伝染性咽頭気管炎、パラインフルエンザ、パルボ

犬7種ワクチン・・・上+レプトスピラ2種

犬8種ワクチン・・・+コロナウイルス

猫3種ワクチン・・・汎白血球減少症、ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス感染症

白血病ワクチン

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