犬や猫の便秘の薬

 

今回は少しお話は短くなりそうです。
便秘・・・これは人間とワンちゃんネコちゃんあんまり変わりません。
食事量の不足、水分の不足、運動不足、食物繊維の不足などなど・・・
ほとんどはこんな原因で起こるのです。

中には猫によく見られますが、神経に異常があって腸が動かないとか、
便秘薬の飲みすぎで腸が働かなくなってしまうペットもいます。

便秘薬を飲みすぎると、「体が自分で働かなくてもウンチがでる」と
思ってしまって働かなくなってしまうんですね。
これはタバコにしてもステロイドにしても同じことです。

 

 便秘の薬


硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム
これらは体に吸収されないものです。
これらが腸に残ることによって、浸透圧で腸に水が集まります。
水が集まればウンチも柔らかくなって出やすくなりますよね。
つまりは強制的に下痢を起こすような物質となります。

 

カルメロースナトリウム
水を吸収して大きくなって、大腸がこれに刺激されてウンチが出るものです。
ダイエットでよくお腹で膨らんで宿便を押し出す!ってものがありますよね~。
そんな感じです。

 

ヒマシ油
小腸を刺激して、腸の運動を活発にするものです。
難しく言うと「腸を化学的に刺激するもの」です。

便秘薬はウンチの出をよくするので、よく人間でもダイエットに使われます。
しかしながら副作用もしっかりとありますので、
こればっかりに頼らないようにしたいですね。

 

 

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