犬の問題行動を薬で治療しよう!
というものがアメリカを中心に行われています。
人間の精神安定薬の動物バージョンってことですね。
実際に日本ではほとんど行われていませんが、
今後発展する可能性がある分野ですのでどういった薬を
治療に使うのか、または使ったのかを紹介したいと思います。
犬の攻撃行動
・クロミプラミン ・アミトリプチリン ・パロキセチン ・フルオキセチン etc・・ |
意欲を湧かせるノルアドレナリンと気分を
楽にするセロトニンの量を増やす薬です。
この作用によって不安や恐怖をなくさせる
→攻撃に移らなくさせる薬です。
このうちフルオキセチンやクロミプラチンは
人間のうつ改善薬として使われています。
アメリカでは10人に一人飲んでいるとか・・・
犬の分離不安症
・クロミプラミン ・アミトリプチリン etc・・・ |
飼い主さんといつも一緒にいないと
不安を感じてしまう犬が多くなっています。
留守中におもらしをしたり、暴れたり、ひたすら吠えたり・・・
この場合にも攻撃行動と同じこれらの薬が使われます。
薬の作用によって不安が取り除かれるので、
こういった問題行動は改善します。
猫の行動異常
・ジアゼパム ・パロキセチン ・アミトリプチリン etc・・・ |
猫の攻撃行動に使う薬です。
また、よく問題となっているスプレーは
不安が関与していると言われています。
これについてもこの薬で緩和することが可能です。
セロトニンのお話
気分を楽にする薬です。
ノルアドレナリンやドーパミンは意欲を
湧かせてくれますが、併せて不快感にも関与します。
実はセロトニンはこれらを操作する能力を持っている物質となります。
つまり不快感も操作する事が出来ます。
リラックスした状態ではセロトニンの量は増えています。
セロトニンが少ない人間やペットはうつになりやすいと
示唆もされています。
少ないのであれば補充してやればいい。
それが問題行動における薬の目的なんですね。
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