ペットショップと提携している獣医も増えてきましたね～。
良い獣医も数多く居ますが、中には相当な・・・・

これはある獣医が体験した裏話です。可哀想になります（涙）

　ある日の病院での出来事

「じ、ジステンパーかも知れません。」

「え！？そんな・・・」

その子はショップで買ったばかりの子犬で、
既にチック（顔や手足の筋肉が小刻みに動く症状）や
視点が定まっていないなどの症状が出現。

「前の病院ではただの風邪って言われたのに・・・・」

「どこの病院ですか？」

「はい・・ペットショップと提携している○○動物クリニックで・・」

「購入されたショップに問い合わせた方が良いですね」

この飼い主さんはその病院でもらった薬を飲んでも
症状が改善しないので、心配して連れてきたそうなのです。

症状が既に出ているのに見逃してた？
うーん・・・何かおかしいですねぇ。

　問い合わせたようです

「てめえか！！うちの診断に文句があんのかコラ！！」

突然すごい剣幕で友人の病院に電話がかかってきました。
どうやら飼い主さんがショップに事情を説明したようです。

「てめえがジステンパーだなんて言うから犬返しに来たじゃねえか！！
この落とし前どうつけてくれるんだコラ！！？？」

「でもジステンパーは事実でしょう。証明しましょうか？」

「アアーン！？てめえ、次何かしたらただじゃ済まねえからな！！」

そう言い残して電話は切れました。
しかし、まだまだこの話は続くのです。

　飼い主さん再び

「どういうことですか！！先生！！」

突然、今度は飼い主さんが凄い剣幕でやってきました。

「先生どんな治療したんですか！！信じてたのに！！」

どういう事なのでしょう。
少し落ち着いたところで、話を聞いたところ・・・・

飼い主さんはあの診察の後、提携の病院へもう一度行ったそうです。

そこで言われた事が・・・

「ジステンパー？あんな危険な病気な訳無いじゃないですか。
効果は見えにくいですが、徐々にあの薬で良くなっていたんですよ？
何か変な治療されてますねぇ・・そのせいで酷い状態です。
助からないかも知れません。どんなヤブ医者に診せたんですか？」

その三日後に仔犬は亡くなったそうなのです。
もちろん原因はジステンパー。

飼い主さんは完全に、向こうの内容を信じてしまっていました。
何を言っても全く耳にせず、正確な診断結果や証明を話そうとしても無駄だったようです。

その獣医はガックリ肩を落としました。

　どうしてそんな事が起こるの？

ショップとの汚い提携が出来上がっているからです（汗）

ショップ発の仔犬に伝染病が判明する事は致命傷、
獣医が「去勢手術の麻酔に失敗して死なせた」くらいの大問題となります。

そういった噂が広まっては、そのショップで仔犬を
買おうとする人間が居なくなってしまうのです。

そして、そのショップが潰れると困るのは提携獣医。

場合によってはショップから多くのお金を受け取っている病院もあります。
どうしても伝染病の名前を出す訳には行かなくなりましたね＾＾；

このようなプライドを捨てた動物病院に話術が加わると、
今回の話のような詐欺が成り立ってしまうのでしょう。

もちろん良いショップ、良い提携獣医で成り立っている
ところもありますが、あまりにもよろしくない関係も多く存在します。

本当に良い獣医を選べるのは飼い主さん、皆さんなのですよ＾＾

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