その名も使いまわし獣医! 注射器や針の使いまわしに注意しろ!

 

 

時々針やシリンジを使いまわす獣医が居ます。

当たり前ですが確信犯です(笑)
どういった問題があるのかご説明しましょう。

 

シリンジ回し


ガラス製のシリンジは、元々菌を殺して使いまわせるように
出来ていますので対象外ですよ。

プラスチック製のシリンジ、これは使い捨てですから
一回使ったら捨てなければなりません。

これを使いまわすのが問題なんですねぇ。

滅菌は主にガス滅菌、酷い場合は煮沸滅菌。

ガス滅菌はなかなか素晴らしい滅菌法なのですが、それはあくまでも微生物に対して。
何がシリンジの中に洗い残されているか分かりません。
それに劣化したゴムの隙間からどんな細菌が入ってくるか・・・

煮沸滅菌は全然完璧な方法では無いので問題外です。

どちらも「だんだんシリンジが黄ばむ」という特徴を持っています(苦笑)

そういった獣医は黄ばんだシリンジで自分が注射されても嫌じゃないんでしょうかねぇ。

 

 

針回し


針は完全に使い捨てです。

一回使った針は感染の危険がありますし、先端もガビガビですから
ペットが非常に痛い思いをしなくてはなりません。

ちなみに私の病院では、ワクチンを吸っただけの針でさえ
新しい針に換えてから注射しますよ^^

 

そんな獣医の逃げ道


「ちょっとこの注射は痛がるかも知れませんからね~」
(注:本当に痛い注射もあります。)

針がガビガビで痛いのに、薬に刺激があるような言い方をします。
そして、こういった針は採血や静脈注射には使いません
血管への注射は感染の危険が高いのです。

自分で「この針は危ない」と言っているようなものですよね(苦笑)

比較的危なくない筋肉注射・皮下注射に この注射セットは使われます。

針は一度使ったら必ずと言ってよいほどガビガビになりますので、
しっかり新しい袋から出てきたか確かめましょうね。

 

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