ああ・・・勘違い ペットフード&処方食の間違った使い方

 

 

常識のようでいて、意外とよくあるフードの勘違い。

「やべっ・・これ私も勘違いしてた・・」と言う方は、
この機会にこっそりちゃっかり覚え直しておきましょう。

 

 ちゃんとしてるわよ!


「ちゃんと書いてある体重通りにあげているのに肥満なんです!
先生のところで買ったフード、なんかおかしくありませんか!?」

ほほう・・それはおかしいですねぇ(汗)
一日に何グラムあげてますか?

「毎日ちゃんと体重測っているんですよ!
その体重に併せてご飯の量を計ってあげてるんです!」

「そりゃ太りますわ」

「なんでーーーー!!(泣)」

・・・・・・・・・・・・
もう、お気付きでしょうか(汗)
「フードの体重当りの給仕目安量」は適正体重に対して、です。

太ったらご飯増やして、太ったらご飯増やして・・・・
一体どこまで増やし続けるのでしょう(笑)
せっかく減量食なのに、量を増やしていっては意味がありません。
それくらい気づいてくれ~^^;

 

 ちゃんとダイエット食あげてるもん


「うちの子なかなか痩せてくれないんですよ・・」

「そうですか。それでは減量食を出しましょうか?」

「ちゃんとダイエット食をあげてるんです!ほら、あの・・・
○○○○○・ダイエットって言うやつです!」

はい、来ました。○○○○○ダイエット。
やせさせる目的だからダイエットって付いてるのが良いんでしょ?
というのは大きな勘違いです。

そもそも英語の「diet」と言うのは「食餌療法」の事ですよ。
つまり、アレルギーに対策を練ろうが、尿石に対策練ろうが、
痩せている子に栄養を付けてあげようが「ダイエット」です。
栄養失調の子がカロリーメイトを食べても「ダイエット」です(笑)

○○○○○ダイエットは何も嘘を付いていないのです。
それが日本人独特の解釈「ダイエット」によって、
なんだか食べるだけで痩せそうなイメージになっちゃうんですね~。

肥満対策であげるならば、しっかりと減量用の
○○○○○ダイエットにしましょう^^(r/dなど)

 

 

 尿結石対策用フードの罠


「あれからずっとあの食事を与えているんです。
そうすれば、尿結石にはならないんでしょ?」

・・それは良くないかと・・
1年前に来られた尿に結石の成分が出ていた子の飼い主さん。

治ってからも、私の一時的に指定した処方食を他の病院で購入し、
ずっと与えていたようなのです。
売った病院も売った病院なのですが・・(汗)
ええ、与えていたのは治療用」の処方食です。

尿石の処方食には治療用」と「維持用」の二つがありますが、
その名の通り、治療用の方が効果が強いです。

そもそも、この処方食の役割は
「尿pHを下げる事」「尿をたくさん出す事」です。

この「尿をたくさん出す事」を目的に、塩分が含まれていまして
喉が渇く→水をいっぱい飲む→尿をいっぱい出す、と言う役割もあるんですね。
結晶が結石になる前に排出してしまおうって事です。
でも塩分が高いことによるリスクは、すでに人間でも問題になっているとおり。

つまり、 「よっしゃー!!梅干食いまくって尿排出じゃーー!!
これでわしゃあ結石にはならんぞーー!!うっ・・心臓が・・・ぐふ・・」
なんて全くもって理解不能な事態になります(苦笑)

通常は尿に結晶が出ている間は「治療用」。
消えたら、再発を防ぐ為にも「維持用」を与える方法が一般的
です。
一回発生した子は再発の確率も高いですからね。

維持用を継続するのは結石の出来やすい子にとっては効果的ですので、
しっかりと理解した上で、分からないことがあったら
その度に病院に確認した方が良いですよ~。

 

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