クローン用に細胞とっておく? 愛犬は戻ってくるのか

 

 

少し前のお話になりますが、「クローン犬」が取り沙汰されていた時期があります。

「研究でしょ?」「クローンは倫理的によくない」などの意見が多く
聞こえてきそうですが(苦笑)、でも、もし実際に1000万円であなたの
愛犬・愛猫を再びこの世に戻すことが出来ます!なんて言われたら・・
迷ってしまわれる方もたくさん居るはず・・・・?

 

 世界で初めての商用クローン


実は、世界で初めて(と言われていますが真偽は不明)の
商用クローン犬が誕生しました^^;
購入したのはアメリカ・フロリダ州のOtto夫妻。

アメリカのあるバイオ技術会社が、クローン犬を手に入れる権利を
オークションで2008年7月に競売にかけ、それを夫妻が
1350万円で落札
して、11月にクローン犬誕生。
夫妻の元へと届けられたそうです。

住宅ローンですでに苦しんでおられる方には(ビーグル獣医含)
ちょっと厳しい価格ですが、若干余裕がある方であれば
手の届く範囲ではないでしょうか^^;

 

 クローンされた犬の詳細


クローンされた犬の名前はランスロット。
2008年1月に癌で亡くなったのですが、その時に
夫婦のとった対応が今回の決め手になりました。

なんと、この夫婦は「愛犬をクローンで再生出来る日が来る!」と読み、
亡くなったランスロットのDNAをすぐさま凍結保存
(おそらく「DNAを」とニュースで伝えられていますが、「細胞を」の間違い?)
そして、その目論見通り10ヵ月後に復活(汗)

夫妻はこの犬をランスロット・アンコールと名づけ(笑)
「長年犬を飼って来た中でも特別な犬だった。
どの犬よりも人間っぽくて、プリンスだった。
Lanceyを家族に迎えることができ、とても幸せだ」
と語っていたそうです。

 

 

 ビーグル獣医におまかせ!


ランスロットのクローン犬だから、癌もまた同じ場所に出来る?

いやいや、なかなか同じ場所に癌は発生しません(苦笑)
人間の双子で考えてみると分かりやすいかも知れません^^;
同じ場所に、同じ年齢で癌はなかなか出来ません。

例えば先天性心疾患だとか生まれつきの病気は一緒になりますが、
癌などの後から発生する病気は「環境」に影響されます

なので、同じドッグフードを食べ、同じ家で飼われ、同じビーグル獣医に
診察されても(爆)、若干の環境の違いや生活の誤差で
癌が発生しなくなる事は十分に考えられます。

 

 ビーグル獣医におまかせ!第二回


性格は同じ?大きさは同じ?

上と若干被りますが、性格も大きさも環境で変わります^^;

人間の双子もそれぞれ全く一緒の性格では無いですし、見た目も
全く・・・一緒のように見える場合もあるっちゃありますが(笑)
それでも指紋だったり、身長だったり、ほくろだったり、色々と
違いが出てきてしまいます。

犬でも同じように、ちょっとずつ違いが出てきます。
ですので、正確には「ランスロットが戻ってくる」と言うよりも
「ランスロットと同じDNAだけど違う子が来る!」
の方が
表現としては正しい状況なのかも知れません。

 

 役務犬のクローンも


韓国で6匹のクローン犬が麻薬捜査犬としてデビュー
果たしています^^;

通常、麻薬捜査犬は素質ある犬10頭くらいを育てて
約3頭がなれる!とされるくらい高いハードルなのですが、
なんとこのクローン犬では誕生した7頭の内6頭がデビュー
ちなみにデビュー出来なかった1頭も怪我によるもの。

さすがに素質面では、クローン犬ですので申し分無いのでしょう。
「全員が全員高い適応力」と言う状態に、関係者は喜びと驚きが
隠せない状況だったそうです。

ビーグル獣医としては、こういった「素晴らしい素質」のせいで
クローン犬にばかり頼りきる状態になってしまうのが恐いです(汗)
度を過ぎないように・・・と言っても、クローンした時点でどうでしょうねぇ。

 

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