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※注 写真はオウムです(笑)
「九官鳥ってどうやって喋ってるんだろう!」
まだ小学生だったビーグル獣医はずっとそれを疑問に思っていました。
少しは漢字が読めるようになった中学の頃、ついにその解明にチャレンジ!
・・・しかし・・・
人間と同様の機構で声を発するのでは無く、鳴管と呼ばれる気管支の・・・
「無理!」
中学生の淡い期待は一瞬にして裏切られたのでした。
そして大学時代。
突然思い出したこの疑問を解決しようと、
獣医学生の知識を携えて再度挑戦したビーグル獣医。
「これで分からなかったら獣医学生として失格」というプレッシャーを
抱えつつもその反面、「九官鳥の声の出し方が分からなくて獣医になれない」
という非生産的な状況に疑問を感じながらの調査となりました。
「なるほど・・・分かる!分かるぞおおおぉーーー!!」
これが理解出来ないようではしょうもない状況にありながら、
その話は異常なほどの感動をビーグル獣医に与えました。
まず、九官鳥の声の出し方は・・
①気管支の出口に膜構造があって、それを震わせて「音を出す」
→これが鳴管。カセットテープを想像すると分かりやすい
②この構造では母音しか出せない
という事だったのですが、感動したのには訳があったのです。
実はこの鳴管の構造を利用して、声を出せない人の為に
声を出せる器具が研究されているというのです!
すごい!それは是非完成して欲しい!
しかも、この機械では「喉頭ガンの有無」も発見できてしまうという優れた仕様。
小学生から疑問に思っていた九官鳥の喋り方。
実は大変な研究が進んでいたんですね~。
【追記】
1989年頃の論文でこの器具のことを知りましたが、なかなか世に出てきません(泣)
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