病院・病気ってなんだ? 言葉の定義を考える

 

 

そもそも病気・病院ってなーに?

「病気っていったら・・・その・・・何か体がおかしい事よ!」

「病院は・・病気を治すところよ!」

「病は気からよ!」(意味不明)

何かって何ですか?(笑)
さっぱり無意味だと思われますが(汗)、病気・病院とは一体どんなものなのでしょう。
今回はそれについての雑学をお話しましょう。

 

 病気・・病気って何だーー!?


まずは辞書に載っている言葉を読んでみましょう。

【病気】
肉体の生理的な働き、あるいは精神的な働きに異常が起こり、
不快や苦痛・悩みを感じ、通常の生活を営みにくくなる状態

です。

つまり私達の毎日は病気まみれですね~。
「不快や苦痛・悩みで通常の生活を営みにくくなる状態」に
少しでもなれば、一応病気ということになりますでしょうか。

恋の病は立派に病気です。
蚊にさされて痒いのも病気です。
夏に暑くて辛いのも、冬に寒くて辛いのも病気です。
ビーグル獣医のサイトを見て、目がチカチカするのも病気です(笑)

 

 病院・・・病院って何だ?


続いて病院についてです。
同じく辞書を読んでみましょう↓

【病院】
患者を収容して診察・治療に当たる、規模の大きな医療機関。
医療法では二〇人以上の患者収容設備のあるものをいう。

はい、そうなんです。
20人以上の患者収容設備が無ければ、病院ではありません(汗)
人間の病院に照準を合わせてありますから、このような定義になってしまうんですね~。

じゃあ動物病院のほとんどって動物病院じゃないんじゃない!?
もし、辞書の定義に合わせるとしたら・・・どんな呼び方が相応しいの?

【クリニック・医院・診療所】
医師または歯科医師が診察・治療を行う施設。
医療法では、患者の収容能力が一九人以下の施設をいう。

はい、これですね。
動物医院やペットクリニックが正しい呼び方になるでしょうか。
そして「治療を行う」とありますが、「治療」とは・・・・

【治療】
病気をなおすこと。療治。

説明短っ・・
はい、全部が繋がりました^^

 

 

 動物病院・・・動物病院って何だ?


収容能力はちょっと置いておきまして(笑)
動物病院って言うのはつまりは
「動物が通常の生活を営みにくくなっているのを治す場所」ですね。

つまり、しつけの問題で悩んでいても、
イマイチ犬猫との関係が倦怠期に入っていても、
病院は診るべき場所なのでしょう。
ちょっとした悩みでもジャンジャン連れていきましょう~。

相談に乗ってくれなかったら「病院でしょ?」と悪態をついてください(笑)

まあ、冗談はさておきですが、そのくらい身近な関係でありたいと言うのは本音です^^

 

 余談


ところで「病気」の定義から考えると、
動物病院に来られたい主さんも病気であるといえませんか?(汗)

「ペットが心配!」で精神的に辛い状態になり、
通常の生活が送れなくなっていますよね。
そして、ペットの病気が治ると飼い主さんの病気も治る・・
動物病院はペットを治療しているところであり、
人間も治療している、そんな場所なのかも知れませんね。

さて、今日も二人?一組の患者さんを診させて頂きますかね~^^

 

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